こんにちは、インドネシア在住のLili(yns121072020)です。
ジャカルタにある世界で3番目、東南アジア最大のモスク「イスティクラルモスク」を紹介。
インドネシアは世界最大のイスラム教徒を抱える国、国民の約9割がムスリム。
観光客を対象としたガイドツアーも開催されているので、参加してみるとよりイスラム教への理解を深められるかも。
世界の宗教について基本的な知識を身につけておきたい方には、次の本が読みやすくておすすめ。
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場所
中央ジャカルタ、モナスのすぐ東側。
名称 | Masjid Istiqral |
住所 | Jl. Taman Wijaya Kusuma, Ps. Baru, Kecamatan Sawah Besar, Kota Jakarta Pusat, Daerah Khusus Ibukota Jakarta 10710 |
営業時間 | 4:00~21:00 |
定休日 | なし |
公式サイト | 見る |
電話 | +62 2138 11708 |
モナスから歩いて訪れることもできる。
向かいにはカトリックのカテドラル大聖堂がある。
服装
イスラム教では、女性は肌や髪が露出する服装はもちろん身体のラインが出る服装も禁止とされている。
インドネシア自体、そしてイスティクラルモスクも観光客の服装にはそれほど厳しくないが、露出が控えめな服を選ぼう。
髪やそでから出ている肌を覆うための羽織ものやストールは貸りることができる、持参する必要はない。

男性も短パンやノースリーブは禁止とされている。
インドネシアの宗教人口
インドネシアには様々な宗教が存在していることは知られているが、ガイドさんの話によるとインドネシアの宗教人口の割合はイスラム教が90%、キリスト教が5%、ヒンドゥー教が3%、仏教徒が2%だそう。
全体としてはイスラム教徒が多くを占めるインドネシアだが、世界的にも有名な観光地バリ島は住民の9割をヒンドゥー(バリヒンドゥー)教徒が占めており、文化や慣習や雰囲気までもが他の地域とは大きく異なる。
以前マナドに行った時は教会がたくさんあり、イスラム教では食べることを禁じられている豚の頭が売られているのも見かけた。
地域によっても信者の割合は異なることがわかる。
写真は、北スラフェシ・マナド沖にあるブナケン島の教会。

ガイドツアーへの参加方法
モスクの入口を入ってまっすぐ進むと男性用の入口が見えてくるが、ここを右に曲がる。
そうすると、もう1つ女性用の入口が見えてくるのでそちらに向かおう。

入口にはセキュリティが立っており、観光客の対応にも慣れている。
近くまでいけば声を掛けてもらえると思います。
ガイドに参加したい旨を伝え、靴を脱ぎ指定の待合所に向かいます。
ここで、ガイドに参加するための簡単な個人情報の登録を行う。
ガイド時間は20~30分ほど。
脱いだ靴は、待合所に置いておけるので館内を持ち歩く必要はなし。
敷地の入口は、東側のメインゲート(カテドラル大聖堂の向かい)のみ解放されている。
ガイド料は無料、お礼も込めてガイド後に10.000~20.000ルピア程度のチップをガイドさんに渡すのがいいと思います。
イスティクラルモスクの見どころ
全体
イスティクラルモスクは、1945年にインドネシアがオランダからの独立を果たした後、ジャカルタ住民の祈りの場・誇りの場となるモスクを作るという目標を基に建設された。
建物のいたるところに独立を表す作りが見られる。
何度もその横を通りすぎたことがあるひとは多いかもしれないが、実はイスティクラルモスクは世界で3番目・東南アジアでは最大のモスク、収容可能人数はなんと20万人。
イスティクラルモスクの建設場所は現在の場所以外にも候補があったそう。
なぜ現在の場所が選ばれたのかというと、すぐ近くにカトリックのカテドラル大聖堂があったから。
あまり知られていないが、近くにはもう1つプロテスタントの教会が存在しており、他宗教との調和を表すシンボルとなっている。
政治情勢の影響を受けて建設がストップした時期などを乗り越え、1978年2月22日に約17年の歳月をかけてイスティクラルモスクは完成した。
祈祷スペース&大きなドーム
ガイドツアーでは直接足を踏み入れることはできないが、2階から祈祷スペースを見渡すことができる。
派手さはないシンプルなデザインだが荘厳な雰囲気に圧倒されます。
まず、目に入るのがドーム型の天井。

このドームの直径は45メートル、インドネシアの独立記記念年1945年の「45」を表している。
内側から見ることはできないが、このドームの天井にはイスラム教のシンボル「星と三日月」が設置されており、その長さは17メートル。

これもインドネシアの独立記念日8月17日の「17」を表している。
ドームを支えるように建てられている柱は全部で12本。
これはイスラム教の預言者ムハンマドの誕生日を表しているそう。
祈祷スペースは向かって右側が男性用、左側が女性用のスペースになっていて、入口も男女で異なる。
建物の階層
中に入ってみると、建物が5階建てになっていることがわかる。

これは、建国5原則「パンチャシラ」の5原則とイスラム教の5回の礼拝時間、イスラム教の5つの戒律を表している。
パンチャシラ
①唯一神(アッラー)への信仰
②公正で文化的な人道主義
③インドネシア統一
④議制と代議制における英知に導かれた民主主義
⑤全インドネシア国民に対する社会的公正
5回の礼拝
①日の出前
②正午ごろ
③夕方
④日没後
⑤寝る前
イスラム教徒は、1日5回メッカの方角を向いて礼拝する。
イスラム教の5つの戒律
①信仰告白
②礼拝
③喜捨
④断食
⑤巡礼
小さなドーム
建物の中から確認することはできないが、大きなドームの横にもう1つ小さなドームがある。

これは直径8メートル、インドネシアの独立記念月8月を表している。
高いタワー
イスティクラルモスクの敷地には高いタワー状の建物がある。

これは、唯一神への信仰を表している。
高さは6,666センチメートルでコーランの聖典の節数を、頂上にある30メートルの柱はコーランのjuz(巻)数を表している。
モナスが建設される前は、ジャカルタのランドマークだったそうです。
広大なレンガ作りの広場
建物から外に出ると廊下の横に広大なレンガ作りの広場がある。
ここから、カテドラル大聖堂やモナスとイスティクラルモスクの2ショットを撮ることができる。

床を見てみるとキレイに線が引かれている。
これは1人用のお祈りスペース、建物に収まりきらない場合はここが使われる。
時間を知らせる太鼓
インドネシアのイスラム教と関係が深い太鼓だが、これはインドネシア特有の文化で時間を知らせるのに使われていたそう。

巨大な太鼓は1本の木をくりぬいて作られている。
また、太鼓を支える柱の部分にはヒンドゥー教と仏教の影響を受けた彫刻が見られ、ここにも他宗教との調和が現れている。
まとめ
ジャカルタにある世界で3番目、東南アジア最大のモスク「イスティクラルモスク」
訪れてみると本当に考え抜かれて作られた建物であることがわかった。
見た目はシンプルなので、行かずしてその魅力に気づくのは難しいかも。
実際に訪れて、その雰囲気を肌で感じてもらえたらと思います。
世界の宗教について基本的な知識を身につけておきたい方には、次の本が読みやすくておすすめ。
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