こんにちは、インドネシア駐妻のLili(yns121072020)です。
この記事では、ジャカルタの地下鉄MRTの乗り方を紹介します!
インドネシアでは運転手さん付きの家庭車を使う方が多いですが、公共交通機関を利用してみると普段は車で通り過ぎてしまうようなところにも立ち寄ることができて面白いです!
MRTとは?
MRTは、ジャカルタの中心部を南北に走る地下鉄です。
※区間によっては地上駅もあります。
日本が全面的に支援したプロジェクトで、改札・ホーム・電車など駅構内は写真の通り完全に日本そのものです。
延長される計画はあるようですが現在の駅数は全部で13駅、端から端まで乗っても30分ほどの距離です。
開通は2019年3月でまだ最近です。
日本と違って各駅では下記の写真のように、持ち物のチェックと金属探知機での検査があります。
Bundaran HI駅では顔写真の保存もされていました。
インドネシア人の友人曰く、インドネシアでは爆弾による爆発事件が多いため、その予防として行われているとのことでした。
路線図
こちらが路線図です。
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プラザインドネシアや噴水広場のあるジャカルタの中心地「Bundaran HI駅」から南の「Lebak Bulus Grab駅」までの間を運行しています。
Googleマップで見るとこのような感じになっています。
時刻表
全ての駅の時刻表を載せると量が多くなってしまうので、ここでは省略します。
各駅からの発車時刻をMRTのホームページで検索できるようになっているので、必要な方はMRTのホームページを確認してみて下さい。
Jadwal Keberangkatan Ratangga MRT Jakarta | MRT Jakarta
使い方だけ簡単に説明しておきます。
こちらがMRTホームページの時刻表検索画面です。
使い方の手順は下記の通りです。
- Dariの駅一覧から出発駅を選択
- LIHAT JADWALをタップ
- 当日の日付に合わせて、平日(Jadwal Hari Biasa)または休日(Jadwal Hari Libur)を選択
- 乗る方面へ向かう電車(Arah ~)の時刻表を確認
運賃
こちらが運賃表です。
見にくい場合は、MRTのホームページをご覧ください。
Tarif MRT Jakarta | MRT Jakarta
現在の乗車料金は最も安い区間でRp.4.000、最も高い区間でもRp.14.000です。
日本の電車と比較すると圧倒的に安いですね。
乗り方
切符の販売はない!
MRTでは、日本の電車のように紙の切符を販売していません。
全て電子マネーでの支払いとなっています。
MRTへは、下記のいずれかの方法を使って乗車することができます。
- 電子マネーカード
- MRT専用アプリ
1.電子マネーカード
MRTに切符はありませんが、切符のような役割をしているのが「Kartu Jelajah」という駅で買える電子マネーカードです。
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種類は「Tiket Single Trip」と「Tiket Multi Trip」の2種類があります。
この2つの違いは下記の通りです。
- Tiket Single Trip
乗車ごとに運賃をチャージする必要がある - Tiket Multi Trip
SuicaやManacaのように事前にすきな金額だけチャージしておける
Tiket Single Tripに関しては、日本で切符を購入するようなイメージに近いです。
ただ、細かく見ていくと日本の切符とは少し違います。
詳細を表にまとめてみました。
カードの種類 | カード代 | カードの返却 | 有効期限 |
Tiket Single Trip | Rp.15K | 可 (カード代返金あり) |
最終利用日から7日間 |
Tiket Multi Trip | Rp.25K | 不可 | なし |
簡単に言うとTiket Single Tripはデポジット型電子マネーカードです。
Kartu Jelajah以外にも下記の電子マネーカードが利用できます。
- Kartu JakLingko
- Flazz
- jakcard
- TapCash
- e-money
- BRIZZI
2.MRT専用アプリ
そんなに頻繁にMRTを利用しないという方には、MRT専用アプリを通してチケットを購入する方法がおすすめです。
この場合は、アプリ上に表示されるQRコードを乗車時と降車時に改札でかざして使用します。
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アプリ上での決済には下記の5つが使用できます。
- DANA
- Linkaja!
- OVO
- gopay
- AstraPay
アプリは下記のURLからダウンロードできます。
アプリでのチケットの購入手順は下記の通りです。
- アプリを開く
- Tiketをタップ(画面中央左端)
- Beli Tiketをタップ
- 乗車駅(DARI)と降車駅(MENUJU)を選択
- PESANをタップ
- 支払方法を選択
- チケットの購入完了
まとめ
MRTは駅も電車内も快適で、一度覚えてしまえば乗り方もとっても簡単です。
私が利用した時は電車は時間通りに到着しましたし、交通インフラとしてしっかり機能していると感じました。
ただし、周辺の整備や乗り継ぎの公共交通機関が整っていない駅もあり、まだ部分的なものでしかありません。
MRTを利用する際は駅からの移動手段も考えておいた方が良いでしょう。
できなくはないですが、公共交通機関を乗り継いであちこち動き回るというのは初心者には少しハードルが高く、無駄に時間もかかってしまうのが現状です。
部分的に作られている電車網が繋がって、自由にジャカルタ近郊をぶらり旅できる日が早く来ると良いですね!
このブログでは他にもインドネシアの公共交通機関の利用方法を紹介しています!
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