こんにちは、インドネシア在住のLili(yns121072020)です。
ボロブドゥール寺院とともに世界遺産に登録されているジョグジャカルタの有名観光地「プランバナン寺院遺跡群(Candi Prambanan)」
行き方、入園料、見どころを解説。
旅の予約は、ホテルや観光地のメモリー・口コミ投稿でポイントが貯まる「Trip.com」がおすすめ。
参考 【インドネシア旅行】エポスカードの海外旅行保険を使いました
参考 インドネシアで楽天モバイル使ってみた【海外でも2GB無料】
参考 【在住/旅行者】インドネシアの現地SIMカードの買い方・使い方
Trip.comなら旅行の記録がポイントに?
Trip.com なら、ホテルや観光地のメモリー・口コミ投稿でポイントが貯まります。
貯まったポイントで、お得に次の予約ができる。
キャンペーンもよく行われています。

他サイトでよりお得な予約を見つけた時は、差額が返金される最低価格保証も使える。
投稿でステータスが上がったり、バッジをゲットできるのもおもしろい。
プランバナン寺院

インドネシア最大のヒンドゥー教寺院。
周辺のいくつかの寺院と併せて「プランバナン寺院遺跡群」と呼ばれる。
同じ敷地に「ルンブン寺院(Candi Lumbung)」「ブブラ寺院(Candi Buburah)」「セウ寺院(Candi Sewu)」がある。
現在まで、誰の指示でいつ建てられたものなのかはまだはっきりとわかっていない。
9世紀中頃にサンジャヤ王統のラカイ・ピカタン王の指示によって建てられたという説が濃厚だそう。
プランバナン寺院周辺で発見され、現在はジャカルタの国立博物館にあるシワグルハ碑文から推測された説。
ラカイ・ピカタン王は、大乗仏教を信仰するシャイレンドラ王朝(ボロブドゥール寺院を作った王朝)の王「サマラトゥンガ」の娘と婚姻関係にあったそう。
プランバナン寺院遺跡群もヒンドゥー教寺院と仏教寺院から構成されており、ヒンドゥー教と仏教の調和を象徴する遺跡でもある。
後に寺院は衰退し大地震によって崩壊、19世紀に再発見され1991年には世界遺産に登録。
プランバナン寺院・セウ寺院は、ロロ・ジョングランの伝説にも深い関係が。
場所
中部ジャワ・ジョグジャカルタ市内から車で30分、ジョグジャカルタ国際空港から1時間半。
名称 | プランバナン寺院遺跡群 |
住所 | Jl. Raya Solo – Yogyakarta No.16, Kranggan, Bokoharjo, Kec. Prambanan, Kabupaten Sleman, Daerah Istimewa Yogyakarta 55571 |
営業時間 | 6:30~17:00 |
定休日 | なし |
電話 | 02 7449 6401 |
公式サイト | 見る |
行き方
ジョグジャカルタまで
インドネシア国内から
飛行機、電車で訪れることができる。
飛行機:ジャカルタ・バリ島から1時間ちょっと
電車:ジャカルタから8時間、チカランから7時間
インドネシア国外から
直行便は運行していない、ジャカルタ・シンガポール・マレーシア経由で訪れることができる。
現地での移動手段
YIA(空港)→プランバナン寺院
配車サービス、タクシー、電車を使って訪れることができる。
配車サービス、タクシー:約400Kルピア
電車:約60Kルピア
空港電車→ジョグジャカルタ駅→ブランバナン駅(最寄り駅)
ブランバナン駅からプランバナン寺院までは車で5分。
配車サービスが呼べました。
ジョグジャカルタ市内→プランバナン寺院
配車サービス、タクシー、電車を使って訪れることができる。
配車サービス、タクシー:約100Kルピア
電車:8.000ルピア
レンタカーを借りるのもあり
ジョグジャカルタ観光では車をレンタルするひとも多い。
旅行予約サイト「KKday」にも、ジョグジャカルタツアー、カーレンタルプランあり。
入園料
外国人(大人) | 375Kルピア |
外国人(こども) | 225Kルピア |
国内(大人) | 50Kルピア |
国内(こども) | 25Kルピア |
他観光地との共通券もあり。
共通券の場合は、有効期限に注意。
ボロブドゥール寺院との共通券は購入日の翌日までの訪問に有効とのことでした。
所要時間
半日みておけば十分。
サクッと回るだけなら、2・3時間で足りる。
プランバナン寺院遺跡群の見どころ
240の祠堂群
プランバナン寺院は、3つのエリアで構成されている。

各エリアの上に1つ小さなエリアが段違いで積み上げられた形。
現在はそのほとんどが崩壊、当初はここに全部で240の祠堂があったそう。
いちばん下のエリアはもともとそのエリアを囲んでいたとされる石の塀の残骸が残った状態。
建物やその他の装飾があったかどうかはまだわかっていない。
下から2番目のエリアは、上に行くほど高くなる4つのエリアにさらに分けられる。

頂上へと続く4方向の階段をさけ、形・サイズが同じ全部で224の祠堂が建てられていたそう。
いちばん下の段には68個、2番目の段には60個、3番目の段には52個、いちばん上の段には44個。
現在はこのほとんどが崩壊、瓦礫が残された状態。
いちばん下のエリアと同様にこのエリアも石の塀で囲まれていたそう、現在はすでに崩壊。
いちばん上のエリアはプランバナン寺院の最も神聖とされる場所。
ヒンドゥー教の三大神「シヴァ」「ヴィシュヌ」「ブラフマー」が祀られている祠堂がある。

1つ下のエリアのいちばん上の段からはさらに1.5メートルの高さがあり石の塀で囲まれている。
四方にあるパドゥラクサ(Paduraksa)という門から出入りできる。
パドゥラクサは、ジャワやバリで見られるゴープラム(Gapura)型の古典建築のこと。
ゴープラムはインドのヒンドゥー教寺院でよくみられる石やレンガで作られ外面に彫刻がほどこされた門の建築方法のこと。
各門の内側には「Candi Kelir」と呼ばれる小さな祠堂が置かれている。

完全な状態で残っているのは南側の門のみ。
エリアの中央には南北に各列3つの祠堂が2列。
西側にある祠堂は、北から順に「ヴィシュヌ堂(Candi Wisnu)」「シヴァ堂(Candi Siwa)」「ブラフマー堂(Candi Brahma)」と呼ばれ東側に面して建てられている。
東側にある祠堂は、北から順に「ガルーダ堂(Candi Garuda)」「ナンディ堂(Candi Nandi)」「ハンザ堂(Candi Angsa)」と呼ばれ西側に面して建てられている。

「ガルーダ堂」「ナンディ堂」「ハンザ堂」はあわせて「Candi Wahana」と呼ばれる。
Wahanaはインドネシア語でKendaraan、日本語にすると乗り物という意味。
各祠堂の名前は対面している祠堂の神様の乗り物である動物の名前から来ている。
これら6つの祠堂はシヴァ堂を除き全て同じ高さの25メートル、シヴァ堂のみ47メートルの高さ。
東側と西側の祠堂の間にある通路の南と北の端には「Candi Apit」と呼ばれる祠堂が。

エリアの四隅には「Candi Potok」と呼ばれる祠堂も置かれている。

レリーフ
シヴァ・ブラフマー・ヴィシュヌ堂にはボロブドゥール寺院と同じく祠堂を一周する回廊の内側の壁にレリーフが彫られている。
この3つの寺院は、ヒンドゥー教で信じられている「トリムルティ(Trimurti)」の象徴でもある。
シヴァ堂にはラーマーヤナの物語が、ブラフマー堂にはシヴァ堂のラーマーヤナの物語の続きが描かれている。
ヴィシュヌ堂にはヴィシュヌの化身であると言われているクリシュナの物語が。

レリーフは時計周りに右から左へ読んでいきます。
これは、巡礼者が神聖な建物を時計周りに巡るプラダクシナの儀式に従っているそう。
セウ寺院
敷地内、プランバナン寺院からいちばん遠い位置にある仏教寺院。
セウはジャワ語で「千」を意味し、直訳すると「千の寺院」

実際には249の寺院しかない、この千という数字はロロ・ジョングランの伝説と深く関係が。
ロロ・ジョングランの伝説を簡単にまとめてみました。
かつて、プランバナンには2つの王国が隣接して存在。
ロロ・ジョングランは、Baka王国の国王「プラブ・ボコ」の娘。
プラブ・ボコはもう1つのPengging王国の国王の息子「バンドゥン・ボンドウォソ」に戦場で殺されてしまう。
Baka王国の宮殿を支配し美しい王女ロロ・ジョングランを見たバンドゥン・ボンドウォソは彼女に結婚を迫った。
ロロ・ジョングランは丁重にお断り、バンドゥン・ボンドウォソが諦めなかったので最終的に一晩で千の寺院と深い井戸を2つ作ることができたらという条件を与えた。
バンドゥン・ボンドウォソは超能力を持っており、精霊たちの力を借りて次々に寺院を作り上げた。
それを知ったロロ・ジョングランは村の娘たちを起こして、松明に火を灯し、藁を燃やし、臼ときぬで米をつくように指示。
朝が来たと勘違いした鳥たちが鳴き始めると精霊たちは最後の1つを残して去ってしまった。
事情を知ったバンドゥン・ボンドウォソは怒って、ロロ・ジョングランに石像になる呪いをかけた。
プランバナン寺院・シヴァ堂にあるドゥルガー像は、石像に変えられてしまったロロ・ジョングランだと言われている。

現在は、249あったと言われている祠堂のほとんどが崩壊。
プランバナン寺院を見て帰ってしまう人が多いのか人はかなり少ない。
ルンブン寺院とブブラ寺院
ルンブン寺院(Candi Lumbung)とブブラ寺院(Candi Buburah)は、プランバナン寺院とセウ寺院の間にある仏教寺院。
プランバナン寺院・セウ寺院に比べるとかなり小さい。
こちらがルンブン寺院。

そして、こちらがブブラ寺院。

セウ寺院同様、人はあまりいない。
セウ寺院をはじめブブラ寺院・ルンブン寺院はプランバナン寺院遺跡群を構成する寺院の1つ。
ぜひ見ておきたい。
園内の施設
博物館
敷地内には考古学博物館もあり、プランバナン寺院周辺で発掘された出土品などが展示されている。

プランバナン寺院に関する動画を視聴できるミニシアターもあり。
博物館自体の入場は無料、シアターは5.000ルピアでチケットを買いました。
ラーマーヤナ劇場
敷地内にある、野外劇場「Ramayana Ballet Prambanan」ではラーマーヤナの舞踊ショーが開催されている。
スタートは日が暮れた後19:30から、公演時間は2時間ほど。
ライトアップされたプランバナン寺院を背に生演奏の歌・音楽とともに大迫力の舞台が繰り広げられます。

座席は全部で4つのクラスに分かれていて、料金は150Kルピア~。

今回は、ステージ正面にあるVIPクラスを選びました。
料金は450Kルピアで、軽食とドリンクがついてきました。

執筆時点では火・木・日のみの公演。
公演日の詳細はインスタグラムにて公開されているので事前に確認を。
食事
昼食は「カリ オパッ レスト(Kali Opak Resto)」でいただきました。
私たち以外にも、外国人のお客さんが多かった。
お店の名前の由来になっているオパック川は、プランバナン寺院を建設する工程で埋め立てられ流路を変える工事が行われたらしい。
プランバナン寺院周辺はレストランと呼べる飲食店が少ない。
宿泊したホテル
プランバナン寺院周辺はホテルも少ない。
今回は、評判のよかった「ルマ デサ ホームステイ(Rumah Desa Homestay)
」に宿泊しました。
一軒家の数室を客室として提供するホームステイタイプ。

入ってすぐが客室エリア。
住居部分と分かれているので、ホームステイタイプでも気にならなかった。
他の予約がないということでチェックアウト後もラーマーヤナ公演までお部屋を使わせてもらうことができ、とても助かりました。
朝食は選択式。
サラダやフルーツもたっぷり出してもらえた。

ジョグジャカルタ市内に戻った方がホテルの選択肢は多い。
マリオットやシェラトンなどのハイランクホテルもある。
まとめ
ボロブドゥール寺院とともに世界遺産に登録されているジョグジャカルタの有名観光地「プランバナン寺院遺跡群」
同じ石造りですが、個人的にはプランバナン寺院の方が華やかさを感じました。
ジョグジャカルタ市内から車で30分、ジョグジャカルタ国際空港から1時間半で訪れることができる。
在住者は国内料金が適応になるのでKITASを忘れずに。
旅の予約は、ホテルや観光地のメモリー・口コミ投稿でポイントが貯まる「Trip.com」がおすすめ。
参考 【インドネシア旅行】エポスカードの海外旅行保険を使いました