数字は、買い物やレストランでの注文、ドライバーさんやお手伝いさんとのやり取りなどの日常生活で頻繁に使用します。
インドネシアの紙幣は単位が小さいため私たち日本人は大きな数を使用することが多く、最低でも10万代の単位までは覚えておきたいです。(Rp125.000=約1000円)
- 数字の攻略方法
- 0~10までの数字
- belas(11~19)
- puluh(10の位)
- ratus(100の位)
- ribu(1,000の位)
- juta(100万の位)
- 疑問詞berapa
数字の攻略方法
インドネシア語の数字を攻略するには、下記の順番で進めて行くと早いです。
- 0~10まで覚える
- 位を表す単語を覚える
- 組み合わせて読む
0~10 | 覚える |
11~19 | 1~9 + belas |
10の位 | 1~9 + puluh |
100の位 | 1~9 + ratus |
1.000の位 | 1~9 + ribu |
1万の位 | 1~9 + puluh ribu |
10万の位 | 1~9 + ratus ribu |
100万の位 | 1~9 + juta |
1.000万の位 | 1~9 + puluh juta |
1億の位 | 1~9 + ratus juta |
10億の位 | 1~9 + milyar |
1兆 | 1~9 + trilyun |
では、詳しく解説していきます。
0~10
まずは、0~10までをしっかりと覚えましょう!
0 | nol/kosong | ノル /コソン |
1 | satu | サトゥ |
2 | dua | ドゥア |
3 | tiga | ティガ |
4 | empat | ウンパッ(t) |
5 | lima | リマ |
6 | enam | ウナン |
7 | tujuh | トゥジュ(h) |
8 | delapan | ドゥラパン |
9 | sembilan | スンビラン |
10 | sepuluh | スプル(h) |
kosongは、マレー語で「空っぽ」という意味です。
インドネシア語でも「空っぽ」という意味でも使用されます。
在庫がないとkosongと言われることがあります。
belas(11~19)
11~19は、「belas」 を使って数えます。
下記の表のように1~9までの数字にbelasをくっつけます。
11 | sebelas | スブラス |
12 | duabelas | ドゥアブラス |
13 | tigabelas | ティガブラス |
14 | empatbelas | ウンパッブラス |
15 | limabelas | リマブラス |
16 | enambelas | ウナンブラス |
17 | tujuhbelas | トゥジュブラス |
18 | delapanbelas | ドゥラパンブラス |
19 | sembilanbelas | スンビランブラス |
11は、satu belasとは言いません。
satuを、「1」を表す接頭辞se-に変えてsebelasになります。
「1」を表す接頭辞se-
接頭辞se-の役割の一つに、位を表す単語や助数詞にくっついて「1」を表すというものがあります。
例
位を表す単語
sebelas、sepuluh、seratus、seribu、sejuta etc…
助数詞
seorang:1人、seekor:1匹、sepiring:1皿、sebotol:1本 etc…
puluh(10の位)
10の位は、「puluh」を使って数えます。
10と20~99まで数えることができます。
下記の表のように1~9の数字にpuluhをくっつけます。
10 | sepuluh | スプル(h) |
20 | duapuluh | ドゥアプル(h) |
30 | tigapuluh | ティガプル(h) |
40 | empatpuluh | ウンパッ(t)プル(h) |
50 | limapuluh | リマプル(h) |
60 | enampuluh | ウナンプル(h) |
70 | tujuhpuluh | トゥジュ(h)プル(h) |
80 | delapanpuluh | ドゥラパンプル(h) |
90 | sembilanpuluh | スンビランプル(h) |
端数のあるものは
【10の位】+【1の位】を順番に読みます。
21~29 | duapuluh (satu) | ドゥアプル サトゥ |
31~39 | tigapuluh (dua) | ティガプル ドゥア |
41~49 | empatpuluh (tiga) | ウンパップル ティガ |
51~59 | limapuluh (empat) | リマプル ウンパッ |
61~69 | enampuluh (lima) | ウナンプル リマ |
71~79 | tujuhpuluh (enam) | トゥジュプル ウナン |
81~89 | delapanpuluh (tujuh) | ドゥラパンプル トゥジュ |
91~99 | sembilanpuluh (delapan) | スンビランプル ドゥラパン |
ここまでの規則が分かれば、桁が増えても同じように読むだけ!
ratus(100の位)
100の位は、「ratus」を使って数えます。
100~999まで数えることができます。
下記の表のように1~9の数字にratusをくっつけます。
100 | seratus | スラトゥス |
200 | duaratus | ドゥアラトゥス |
⋮ | ⋮ | ⋮ |
900 | sembilanratus | スンビランラトゥス |
端数のあるものは
【100の位】+【10の位】+【1の位】を順番に読みます。
203 | duaratus tiga | ドゥアラトゥス ティガ |
415 | empatratus limabelas | ウンパッラトゥス リマブラス |
670 | enamratus tujuhpuluh | ウナンラトゥス トゥジュプル |
731 | tujuhratus tigapuluh satu | トゥジュラトゥス ティガプル サトゥ |
各位が0の場合は、その位は飛ばします。
下二桁が11~19の場合は、他と形が違うので注意しましょう。
ribu(1,000の位)
1,000の位は、「ribu」 を使って数えます。
1,000~9,999まで数えることができます。
下記の表のように1~9の数字にribuをくっつけます。
1.000 | seribu | スリブ |
2.000 | duaribu | ドゥアリブ |
⋮ | ⋮ | ⋮ |
9.000 | sembilanribu | スンビランリブ |
端数のあるものは
【1,000の位】+【100の位】+【10の位】+【1の位】を順番に読みます。
2.001 | duaribu satu | ドゥアリブ サトゥ |
3.012 | tigaribu duabelas | ティガリブ ドゥアブラス |
4.030 | empatribu tigapuluh | ウンパッリブ ティガプル |
5.041 | limaribu empatpuluh satu | リマリブ ウンパップル サトゥ |
6.500 | enamribu limaratus | ウナンリブ リマラトゥス |
7.615 | tujuhribu enamratus limabelas | トゥジュリブ ウナンラトゥス リマブラス |
8.730 | delapanribu tujuhratus tigapuluh | ドゥラパンリブ トゥジュラトゥス ティガプル |
9.253 | sembilanribu duaratus limapuluh tiga | スンビランリブ ドゥアラトゥス リマプル ティガ |
位取りと小数点
インドネシア語では、数字を3桁ごとに区切るのに「.(ピリオド)」を、小数点に「,(コンマ)」を使用します。
日本語とは逆になっています。
例
100.000,-
「-」は、小数点以下はないという意味です。
インドネシア語では、ピリオドとコンマを下記のように呼びます。
ピリオド=titik【ティティッ】
コンマ=koma 【コマ】
1万~90万代
日本以外には、万の単位はありません。
万の単位に慣れている日本人には少し難しく感じるかもしれませんが、規則が分かればすぐに読めるようになります。
よくRp100.000を使います。
10.000 | sepuluh ribu | スプルリブ |
20.000 | duapuluh ribu | ドゥアプル リブ |
⋮ | ⋮ | ⋮ |
90.000 | sembilanpuluh ribu | スンビランプル リブ |
100.000 | seratus ribu | スラトゥス リブ |
200.000 | duaratus ribu | ドゥアラトゥス リブ |
⋮ | ⋮ | ⋮ |
900.000 | sembilanratus ribu | スンビランラトゥス リブ |
考え方
①10.000
10(sepuluh)×1.000(ribu)
②100.000
100(seratus)×1.000(ribu)
端数のあるものは、下記の表のように「.」の前と後ろに分けて規則通り読みます。
19.000 | sembilanbelas ribu | スンビランブラス リブ |
20.001 | duapuluh ribu satu | ドゥアプル リブ サトゥ |
30.012 | tigapuluh ribu duabelas | ティガプル リブ ドゥアブラス |
43.256 | empatpuluh tiga ribu duaratus limapuluh enam | ウンパップル ティガ リブ ドゥアラトゥス リマプル ウナン |
517.000 | limaratus tujuhbelas ribu | リマラトゥス トゥジュブラス リブ |
600.008 | enamratus ribu delapan | ウナンラトゥス リブ ドゥラパン |
700.013 | tujuhratus ribu tigabelas | トゥジュラトゥス リブ ティガブラス |
825.671 | delapanratus duapuluh lima ribu enamratus tujuhpuluh satu | ドゥラパンラトゥス ドゥアプル リマ リブ ウナンラトゥス トゥジュプル サトゥ |
juta(100万の位)
100万の位は、「juta」を使って数えます。
100万から9億代まで数えることができます。
100万 | sejuta | スジュタ |
1.000万 | sepuluh juta | スプル ジュタ |
1億 | seratus juta | スラトゥス ジュタ |
疑問詞Berapa
数に関することをたずねる場合は、疑問詞「berapa 」を使用します。
berapaは、日本語で「いくつ・いくら」という意味です。
飲食店やスーパーでは、「何個?」「なんグラム?」というような場面で「Brapa?」と聞かれます。
また、値段を確認したい場合には「Berapa?」と店員さんに尋ねればOKです。
おすすめの教材(初級)+単語帳
最後に、インドネシア語の学習を始めたばかりの方におすすめの教材を2つ紹介します!
それぞれ一通り読めばインドネシア語文法の基礎をマスターすることができます。
各教材によって書かれている情報が少しずつ異なるため、いくつかの教材を併用して使用するとより理解が深まります。
2冊構成でしっかりインドネシア語文法の基礎が学べる教材!
インドネシア語の基礎文法が1冊にみっちり詰め込まれた教材!
余裕があれば、単語帳を使ってインドネシア語の単語を少しずつ覚えましょう。
1冊分の単語を覚えると、ある程度会話が成り立ち、様々な文章が作れるようになります。
覚えやすい赤シート付き
まとめ
一気に見ると難しく感じるかもしれませんが、何回も繰り返し練習すれば自然と規則が分かってきます。
まずは、0~10を完璧にしましょう。
インドネシアの紙幣は、日本より0が2つ多いので最初の頃は支払い時に混乱するのがあるあるです。
0~10が完璧になったら、10万代まで覚えられるとグッドです。
数字を見たらインドネシア語に直す癖をつけて、コツコツ練習しましょう。