こんにちは、インドネシア駐妻のLili(yns121072020)です。
インドネシアでは排水口の詰まりに悩まされる家庭は多いですよね。
我が家もかなりひどい詰まりに悩まされていましたが、それを一気に解消してくれた商品があります。
その名も「SHOCK」です。
かなり効果はありますが、よく調べてみると危険な成分が含まれているようなので使用する際は注意が必要です。
この記事では、SHOCKの危険性、使用する際の注意点、効果、使い方について紹介しています。
SHOCKとは?
SHOCKは、インドネシアで売られている排水口の詰まりを解消してくれる粉末状の商品です。
こちらがSHOCKの写真です。
容器はシンプルかつ大きな赤字で「SHOCK」と書かれているデザインなので、お店でも見つけやすいと思います。
値段は、Rp.24K/1個ほどです。
ネットでは、劇物、刺激臭がした、水をかけたら「シュワッ」と音がしたというような書き込みも目にします。
そこで詳しく調べてみたところ、やはり危険な成分が含まれていることが分かりました。
次の項目で詳しく解説しているので、使用する際は細心の注意を払って使用して下さい。
SHOCKの成分
パッケージの成分表示
パッケージに記載されている成分表示がこちらです。
写真からわかるように「Bahan Aktif : Caustic Soda 55%(有効成分:苛性ソーダ 55%)」とだけ書かれています。
日本の法律では劇物に指定されている
調べてみると、どうやら苛性ソーダとは「水酸化ナトリウム」のことで日本の法律では劇物に指定されているそうです(含有量5%以下のものを除く)。
SHOCKの成分表示は「苛性ソーダ 55%」なので、日本の法律では完全に劇物に当たるということです。
苛性ソーダは家庭でも手作り石鹸を作る際などに使用することがあり、日本でも薬局で購入することは可能ですが、購入には印鑑と身分証明書が必要だそうです。
水に溶かすと激しく発熱する
苛性ソーダに水をかけると発熱し、場合によっては突沸するなどの爆発的反応を起こすことがあるそうです。
この後の項目でSHOCKの使い方を解説していますが、SHOCKに水をかける手順があるので容量を守り、目や皮膚を守る装備をして注意して使用しましょう。
人体への影響
人体へは下記のような影響があるそうです。
- 目に入ると視力低下や失明を起こす。
- 皮膚に付くと皮膚が侵される。
- 粉塵やミストを吸うと気管、肺などに炎症を起こす。
- 蒸気を吸うと鼻の粘膜が侵される。
必要な対策
苛性ソーダを使用する際に推奨されている対策と私が個人的に注意した方が良いと思ったことをまとめました。
- 換気
- 保護メガネ、ゴム手袋、ゴム長靴などの保護具着用
私が思う注意すべき点
保管場所に注意
苛性ソーダは空気中の湿気によって発熱することもあるそうです。
インドネシアのお風呂はユニットバスになっている家庭が多く、洗面所での保管は湿気がこもる可能性があるので、保管場所には注意した方が良さそうです。
苛性ソーダは金属を溶かす
SHOCKの使用方法には、詰まり予防として週1回使用する、詰まりが解消しない場合は繰り返し使用するといった説明がありますが、高頻度で使用するのはあまり良くない気がします。
排水管を保護するためにも、ひどい詰まりでない場合や定期的な掃除では、もう少し成分の弱い商品を使用する方が良いかもしれません。
使用量を守る
調べてみて、苛性ソーダは人体や水道管への影響があることがわかりました。
安全のため、そして水道管の保護のためにも使用量を守りましょう。
参考:苛性ソーダって危険?、水酸化ナトリウム – Wikipedia
SHOCKの効果
記事の最初でもかなり効果があったとお話しましたが、我が家ではどんな効果があったのか紹介したいと思います。
我が家のお風呂はバスタブの中でシャワーを浴びるタイプで、全てのものがバスタブの栓から流れて行きます。
それが原因だとは思いますが、少し前から流れが悪くなり、最近では一度お風呂に入るとくるぶしくらいまでお湯が溜まってしまい、お風呂をあがった後も全部流れ終わるまでにかなりの時間がかかるという状況にまでなってしまいました。
まずは現地人に勧められた商品を使ってみましたが、変化は全くありませんでした。
困ってネットで検索してみると、多くの日本人がSHOCKを紹介していたので使ってみることにしました。
SHOCKを使った後は詰まりが完全に解消され、お湯が溜まることはなくなりました。
それどころかグングン流れていくので渦巻ができるほどまでに改善しました。
ただ、ひどい詰まりだったにも関わらずこれほどまでに改善するということは、やはりSHOCKはかなり強い薬であることに間違いはないと思います。
SHOCKの使い方
詰まりの解消
すでに問題がある場合の手順です。
- SHOCKを使用する場所を乾かす。
- 大さじ4~6杯のSHOCKを排水口に注ぐ。
- 100~150mlの水を排水口に注ぐ。
- 10~15分放っておく。
- 排水口に水を注ぎSHOCKを流す。
- もし詰まりが解消しない場合は、上記の工程を繰り返す。
詰まりの予防
次に定期的にSHOCKを使用し、詰まりを予防するための手順です。
- 大さじ2・3杯のSHOCKを排水口に注ぐ。
- 100~150mlの水を排水口に注ぐ。
- 10~15分放っておく。
- 排水口に水を注ぎSHOCKを流す。
- これを毎週行う。
SHOCKはどこで買える?
現地のスーパーに行けば購入することができます。
そんなに珍しい商品ではないので割とすぐに入手することができると思います。
私が購入しているお店とネットの情報によると下記4店舗ではSHOCKが販売されていることが確認できました。
- ファーマーズマーケット
- ロッテマート
- ハイパーマート
- Total Buah Segar
まとめ
SHOCKを紹介している日本人の方は多いですしかなり効果があるのは事実ですが、この記事を書くのに改めて詳しく調べてみて使用量や使用頻度に注意して使用する必要があると思いました。
事故や怪我を防ぐために、もしSHOCKの使用を考えている方がいたら一度この記事を読んでもらいたいなと思います。
我が家ではSHOCKの担当は夫なので、これからこの内容をしっかり夫に伝えようと思います。
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