この記事では、インドネシアの現地SIMカードの使い方を紹介します。
おすすめのSIMカードも紹介しているので、どこのSIMを買うか悩まれている方もぜひご覧下さい!
参考 海外で携帯を使う5つの方法と出国前に確認するべきスマホの設定
インドネシアの携帯事情
日本ではSIMカードを購入するというイメージはあまりありませんが、インドネシアでは好きな通信会社のSIMカードを購入し、自分の携帯に買ったSIMカードを挿入して使用するという使い方が一般的です。
SIMカードとは、契約者情報や電話番号が記録されている小さなICカードのことで、これが挿入されていないと携帯は通信することができません。
\SIMロックの解除方法はこちら/
カードタイプのSIMを使っている場合は、専用ケースを用意しておくと無くさず保管できます。
また、一時帰国などで持ち運ぶ際に傷がつくのを防げます。
▾持ち運びやすいコンパクトサイズ
▾パスポートと一緒に管理
一時帰国時は、日本のSIMカードを持って帰るのを忘れないようにしましょう!
IMEI登録
2022年9月15日以降、インドネシアへ持ち込む通信端末はIMEI(端末識別番号)登録が義務付けられました。
旅行や出張など、90日以内の短期滞在の場合は登録の必要がありません。
インドネシアの通信会社のSIMを挿入して使用する予定の端末は必ず登録を行いましょう。
登録は入国後そのまま空港で行うのがおすすめです。
※税関申告書提出後、一般エリアに出る前に登録エリアがあります。
Wi-Fiに接続する、国際データローミングを使用するなど、インドネシアの通信会社のSIMを使用しない場合は登録の必要がありません。
また、インドネシアで新たに携帯を購入し、そちらをメインで使用する場合にも登録は必要ありません。
インドネシアのSIMカード
プリペイド式SIMカードが一般的
インドネシアのSIMカードは、プリペイド(前払い)式が一般的です。
必要な容量・有効期限のSIMカードを購入して使用するので、日本のように月額請求はありません。
例えば、5ギガ/1か月という容量と有効期限のSIMカードを購入した場合、5ギガ分の容量が入っていて有効期限は1か月間ということです。
容量がなくなるか有効期限を過ぎると通信ができなくなります。
有効期限を過ぎてもそのまま使用したい
有効期限を過ぎてもそのままSIMカードを使用したい場合は、SIMカードに料金をチャージします。
このチャージする料金のことをインドネシアではプルサといいます。
プルサは町中の至る所でチャージすることができます。
また、専用アプリや電子マネーアプリを使ってチャージすることができるSIMカードもあります。
その場合は店舗へ出向く必要がなくなるので、とても便利です。
プルサをチャージしただけでも通信はできるようになりますが、それだと使用した分だけ通信料が発生してしまいます。(日本で言うパケホーダイに入っていないような感じです。)
なので、チャージしたプルサでパッケージを購入しましょう。
パッケージとは、上記で説明した決まった容量と有効期限のセットのことです。
有効期限内に容量を使い切ってしまったら?
有効期限内に容量を全て使い切ってしまった場合もプルサをチャージして新たにパッケージを購入することで通信ができるようになります。
SIMカードの購入と登録
SIMカードを購入できる場所
SIMカードは下記の場所で購入することができます。
- 空港
- 各通信会社のサービスショップ
- 町中の露店
空港の各通信会社ブースで購入するのが手っ取り早いですが、町中で購入するよりも料金設定が割高になっています。
SIMカードの規制
2018年から、インドネシアではSIMカードに使用者情報を登録しなければならなくなりました。
現地人はSMSで登録が可能なのですが、私たち外国人は各通信会社のサービスカウンターで登録を行わなければいけません。
その際に下記の2点が必要です。
忘れずに持参して下さい。
- パスポートもしくはKITAS、KITAPの原本(コピー不可)
- 携帯
買い方
お店に行くとSIMカードが並べて売られています。
そこから必要な容量・有効期限のものを選びます。
電話番号も自分の好きなものを選ぶことができます。
後は、選んだSIMカードと携帯を店員さんに渡せば設定してくれます。
おすすめの通信会社
テルコムセル社
初めてインドネシアのSIMカードを使用する方には、テルコムセル社のSIMカードがおすすめです。
メリット・デメリットは下記の通りです。
メリット
・インドネシア国内で1番のシェア率
・通信エリアが広い
・電波が安定している
・携帯アプリで簡単にパッケージを購入できる
・携帯アプリで容量やプルサの残高を確認することができる
デメリット
・料金が他の通信会社と比べて少し高い
私も、テルコムセル社のSIMカードを使用しています!!
他の通信会社より料金が高いと言われていますが、毎月の携帯料金はRp 43.000(約350円)です。
SIMカード自体もRp 28.000(約220円)くらいで購入できました。
テルコムセル社のSIMカード
Grapari(グラパリ)
テルコムセル社のSIMカードについて調べていると出てくるのがGrapari(グラパリ)という単語です。
テルコムセル社・グラパリと聞いて「結局どこにいけばいいの?」と疑問に思われる方も多いのではないでしょうか。
実際に私も混乱したひとの1人です。
グラパリとはテルコムセル社のサービスショップです。
日本でいうとドコモショップやソフトバンクショップといった各携帯ショップにあたるお店です。
空港だとテルコムセルと書かれた仮設ブースのようなお店が設置されているのでわかりやすいとおもいますが、町中でテルコムセル社のSIMカードを購入する場合にはグラパリの店舗を探してください。
Googleマップで「Grapari」と検索すると簡単に店舗が見つかります!!
テルコムセル社でも併設されたサービスショップでSIMカードを購入することはできますが、各市内に1か所程度しかありません。
お近くにテルコムセル社がある場合はそちらに行かれてもよいですし、ない場合はグラパリを探した方が早いです。
一言でまとめると・・・
- テルコムセル社通信会社
- グラパリテルコムセルの商品を販売する店舗
SIMカードの種類
テルコムセル社のSIMカードにはいくつか種類がありますが「simPATI」というプリペイド式のSIMカードがおすすめです。
アプリ 「My Telkomsel」
テルコムセル社のSIMカードは携帯アプリ「My Telkomsel」を通して、プルサの残高や容量の確認、パッケージを購入することができます。
\アプリをダウンロード!/
プルサのチャージ
My Telkomselにプルサをチャージする方法はいくつかありますが、今回は下記の2つの方法を紹介したいと思います。
- コンビニに出向く
- 電子マネーのOVOを使う
まずは、コンビニでプルサをチャージする手順です。
- レジでプルサをチャージしたい旨を伝える。
- 電話番号とチャージしたい金額を伝える。
- チャージができているか確認する。
※店員さんの作業が終わったら、伝えた金額がしっかりチャージされているかその場で確認するようにしましょう。
次に、OVOを使う方法です。
OVOを使う場合は一度プルサをチャージしなくても直接パケットを購入することができます。
もちろん、プルサをチャージすることもできます。
- My Telkomselのアプリを開く
- 購入するパケットを選ぶ
- パケットの詳細画面から「Beli」をタップして、購入画面にすすむ
- 支払方法に「OVO」を選択して「Beli」をタップすれば購入完了
プルサ残高・容量の確認
My Telkomselのトップページでは、様々な情報を確認できるようになっています。
電話番号も表示されるので、コンビニでプルサをチャージする際はこの画面を見せると早いです。
また、プルサの残高はすぐに反映されるので、チャージしたらこの画面で確認しましょう。
パッケージの購入
ショップにはたくさんのパッケージがあるので、自分に合ったパッケージを選びましょう。
一覧から気になるパッケージをタップすると、容量の内訳も確認することができます。
パッケージに含まれていない通信を使用すると、プルサから使用料が引かれます。
例えば、電話をあまり使用しない方は電話のないパッケージにして使った分だけ支払うなどもできます。
ただ、プルサの残高がないと使用できないのでそこは注意が必要ですが、自分の使い方に合わせてカスタマイズが可能です。
まとめ
インドネシアの携帯事情は日本と少し異なるので、詳しくない方はなんだか難しそうと気が引けてしまうと思います。
ですが、実際使ってみると購入方法も使用方法も簡単で安く快適に携帯を使用することができます。
パッケージもたくさんあるので慣れてくると自分好みな使い方ができます。
このブログでは、他にもインドネシア生活で役立つ記事をいくつか用意しています。
ぜひそちらもご覧ください!