こんにちは、インドネシア在住のLili(yns121072020)です。
水の宮殿とも呼ばれるジョグジャカルタ市内の有名観光地「タマンサリ(Taman Sari)」
行き方、入園料、見どころを解説。
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タマンサリ

ジョグジャカルタ王宮のすぐ近くにある離宮の跡。
ハムンク・ブウォノ1世(Hamengku Buwono Ⅰ)によって1758年に建設が開始。
水源の上に建設されたタマンサリには、中央に建物を持つ「segaran」と呼ばれる2つの人工池があった。
そのうちの1つの建物「Pulo Kenanga」は、現在も残っている。
別名「水の宮殿」とも呼ばれ、これは高い位置に作られた「Pulo Kenanga」を遠くから見ると水の中に浮かんでいるように見えたことに由来するそう。
全体は10ヘクタール以上の広さ、建物・プール・吊り橋・水路・人工池・モスク・地下廊下などを含む57の施設があった。

タマンサリは王様の休息場所として使われていた他に、宗教活動の場や有事に備えた機能も持っていたと言われている。
ハムンク・ブウォノ6世(Hamengku Buwono Ⅵ)の時代、1867年に起きた大地震によって建物のほとんどが崩壊。
その後、放置されていたがれきを利用して多くの住人が住居を作り、現在は住宅街の中にいくつかの建物の跡が残った形になっている。
実際に訪れてもイメージするのは難しいが、もともとは上の画像のような姿をしていたそう。
場所
ジョグジャカルタ王宮から徒歩10分。
名称 | タマンサリ(Taman Sari) |
住所 | Patehan, Kecamatan Kraton, Kota Yogyakarta, Daerah Istimewa Yogyakarta 55133 |
営業時間 | 9:00~15:00 |
定休日 | なし |
電話 | (0293)788266 |
行き方
ジョグジャカルタまで
インドネシア国内から
飛行機、電車で訪れることができる。
飛行機:ジャカルタ・バリ島から1時間ちょっと
電車:ジャカルタから8時間、チカランから7時間
インドネシア国外から
直行便は運行していない、ジャカルタ・シンガポール・マレーシア経由で訪れることができる。
YIA(空港)→タマンサリ
空港から直接訪れる場合は、タクシー(約280Kルピア)を使うのがおすすめ。
空港電車( 50Kルピア)でジョグジャカルタ市内まで出ることもできる。
市内は、タクシー・アンドン(馬車)・ベチャ(自転車またはバイクに座席が付いた乗り物)で移動。
少し遠いが、マリオボロ通りから徒歩で訪れることもできる。
入場料
外国人(大人) | 25.000ルピア |
外国人(こども) | 20.000ルピア |
国内(大人) | 15.000ルピア |
国内(こども) | 10.000ルピア |
タマンサリのみどころ
Gedhong Gapura Panggung

入口を入って最初に目に入る建物。
みどころは、階段の手すりに施された龍の装飾。
古代インドネシアで使われていたChandra Sengkalaというクロノグラムの方法で、ジャワ歴1684年を示す「Catur Naga Rasa Tunggal」という言葉を表現したものだそう。
クロノグラムとは、特定の月日を文字に割り当て表示する方法である。
クロノグラム – Wikipedia
この場所以外にも、タマンサリの敷地にある建物の一部で同じ装飾が見られる。
裏側にある階段を上ると、小さな広場が。

かつて王様がガムランを聞いたり、裏庭で行われたショーを鑑賞していたそう。
裏門として使われていた門が、現在観光用の入口として使われている。
Pasiraman Umbul Binangun

タマンサリのいちばんのみどころ、3つの水浴び用プールがある。
北から順に「Umbul Kawitan」「Umbul Pamuncar」「Umbul Panguras」という名前で呼ばれ、それぞれ王様の娘たちの水浴び場、妻と側室の水浴び場、王様専用の水浴び場としての役割を持っていたそう。
Umbul PamuncarとUmbul Pangurasの間にある塔には、王様のみが登ることが許されていたとのこと。
この建物には、王様の娘や妻たちの着替え場・休憩場所もあったそう。
かつて王様が、高いところから水浴びする女性の中で夜をともにする相手を選んだという言い伝えもある。
Gapura Agung

プールのあるエリアを抜けると正面に見える大きな壁が「Gapura Agung」
ここにも、Chandra Sengkalaでジャワ歴1691年を示す「Lajering sekar sinesep peksi」という言葉を表現した彫刻が。
「Lajering sekar sinesep peksi」は、「Kuntum Bunga Dihisap Burung(鳥に吸われる花のつぼみ)」という意味、壁には鳥と花が彫刻されているのがわかる。
Pasareyan Ledhoksari

Gapura Agungを左手に曲がり、Gedong Carikというトンネルのような建物を抜けると現れる建物。
王様の休憩場所として使われていたそう、ベッドがある。
建物には、ヨーロッパスタイルの装飾が施されている。
内部には水路と換気設備あり、自然の冷却技術が見て取れる。
南側にある建物は「Gapura Umbulsari」、Pasiraman Umbulsari方面への入口として使われていたそう。

この建物にもヨーロッパスタイルの装飾が多く見られる。
現在は、近隣住人の住居の一部となっているそう。
Sumur Gumuling

Gapura Agungのすぐ右側にある細い道を進むと「Sumur Gumuling」を訪れることができる。
中に入ることはできないが、モスクとしての機能を持っていたそう。
かつては、人工池の中に浮かんでおり「Urung-Urung」と呼ばれる地下通路を通ってのみ訪れることができたそう。
中には2つの階があり、mihrab(イスラム教徒が礼拝する方向「キブラ」を示すモスクの壁にあるくぼみ形のデザイン)としての役割を持つ滝がそれぞれの階に流れていたそう。

建物の中心では、下へ続く4つの階段と2階へ続く1つの階段が1つに交わっている。
下の階にはお祈り前に体を清めるための小さいプールがあるそう。
「Sumur Gumuling」「Pulo Kenangan」と同じ人工池にあった「Pulo Panembung」という建物は王様が瞑想するために使われていたと考えられている。
Pulo Kenangan

Sumur Gumulingを東に進んだところに位置。
Pulo Cemetiという名前でも呼ばれる。
2階建ての建物だったが、現在は天井・2階の床は抜け落ちてしまっている。
高い場所に作られており、王宮内にいる人を監視したり、敵が攻めてきた時の偵察にも使われていたそう。
Pulo Kenanganもかつては人工池の中にあり、その様子を遠くから見ると水の中に浮かんでいるように見えたことからタマンサリが「水の宮殿」と呼ばれる由来になったそう。
Urung-Urung

人工池の下に作られた地下通路。
船ではなく、徒歩で通行。
地上からも換気のために作られた設備の一部を見ることができる。

まとめ
プールが有名な「タマンサリ」
思っていたよりも広く、みどころもたくさんあった。
すでにほとんどが住宅街になっており、当時の姿をイメージするのはなかなか難しい。
1つ1つの見応えは十分。
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