【インドネシア語①】アルファベットの読みと発音

インドネシア語は、英語と同じくアルファベット26文字を使って表記します。

ただし、読みや発音は英語とは異なるのでインドネシア語の読みと発音を覚える必要があります。

 

※この記事では、「読み」「発音」を下記の意味で使用します。

読み:音を日本語で表記したもの/発音:発するべき音

 

この記事で学べること
  • アルファベットの読み方
  • lとrの発音の違い
  • cの読み方
  • 語末のm/n/ngの発音
  • 語末閉鎖音(b/d/p/k/t)
  • 語末のhの発音
  • 母音

 

 

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アルファベットの読み

インドネシア語でアルファベットを読むと下記の表のようになります。

まずは、これらを覚えることから始めましょう!

 

A / a B / b C / c D / d E / e F / f G / g
アー ベー チェー
セー
デー エー エフ ゲー
H / h I / i J / j K / k L / l M / m N / n
ハー イー ジェー カー エル エム エン
O / o P / p Q / q R / r S / s T / t U / u
オー ペー キー エル エス テー ウー
V / v W / w X / x Y / y Z / z    
フェー ウェー エクス イェー ゼッ(ト)    

 

注意する読みと発音

lとrの発音

lとrは、どちらも「エル」という読みをしますが発音に違いがあります。

 

中には、lとrの一文字が違うだけで他の綴りは全く同じ単語があります。

正しい音で発音できていないと全く違った意味の単語になってしまうので注意が必要です。

 

lusa:明後日/rusa:鹿【ルサ】

 

l

lは、舌先を上の前歯の裏側にくっつけて「エル」と発音します。

発音の仕方は英語のlと似ています。

 

r

rは、巻舌で「エル」と発音します。

英語のrは巻舌ではないので、英語のrとは異なる発音です。

インドネシア語の場合は、しっかりと巻舌で発音します。

 

cの読み

インドネシア語のcには、「チェー」と「セー」の2つの読みがあります。

 

通常は「チェー」と読みますが、「AC」や「WC」のような外来語の省略形を読む場合はcを「セー」と読みます。

 

AC:エアコン 【アーセー】

WC:トイレ 【ウェーセー】

 

語末m/n/ngの発音

語末のm/n/ngは、すべて「」という読みになりますが、発音にはそれぞれ違いがあります。

 

m

mは、口を閉じて「ン」と発音します。

 

malam:夜 【マラン】

 

n

nは、舌先を上の前歯と歯茎の間あたりにくっつけて口を少し開けた状態で「ン」と発音します。

 

makan:食べる 【マカン】

 

ng

ngは舌の奥の方と口内の天井をくっつけて口を少し開けた状態で「ン」と発音します。

 

siang:昼 【シアン】

 

実は、日本人も使い分けている?

上記の3つの発音は、実は無意識のうちに日本人も使い分けています。

 

下記の単語を声に出して読んでみて下さい。

 

①完璧 【かんぺき】:mの音

②寛大 【かんだい】:nの音

③感激 【かんげき】:ngの音

 

発音してみると口の形に違いがあることがわかると思います。

日本語の発音で口の形のイメージを掴んでから、インドネシア語の発音にも挑戦してみて下さい!

 

語末閉鎖子音(b/d/p/k/t)

語末のb/d/p/k/tは、その音を発音しません

 

前の音の口の形のまま、息を止めることで発音します。

表記すると、小さい「ッ」の音になります。

 

b/sebab:原因・理由 【スバッ】

d/zamrud:エメラルド 【ザムルッ】

p/amplop:封筒 【アンプロッ】

k/anak:こども 【アナッ】

t/surat:手紙 【スラッ】

 

最も多いのがkで、全体の80%くらいを占めます。

次に多いのがtです。

 

語末のh

語末のhも、その音を発音しません

 

前の音の後で息を軽くもらすようにして発音します。

伸ばすのではなく、ため息をつく時のように空気が抜ける音です。

 

語末にhが付くか付かないかで意味が変わる単語があります。

正しい音で発音できていないと全く違った意味の単語になってしまうので注意が必要です。

 

ayah:父 【アヤ】

apakah:~ですか? 【アパカ】

mudah:簡単な  muda:若い 【ムダ】

 

母音の発音

インドネシア語の母音は、a/ i/ u/ e/o(ア・イ・ウ・曖昧音のエ・オ)です。

文字で表すと5種類ですが、eには発音が2種類あり、発音は全部で6種類になります。

 

e(エ)

e(エ)は、はっきりと「エ」と発音します

 

enak:美味しい 【エナッ】

meja:机 【メジャ】

 

e(曖昧音のエ)

e(曖昧音のエ)は、口の形は「エ」音は「ウ」のイメージで「エ」と「ウ」の中間のような発音をします。

 

empat:4 【ウンパッ】

berapa:いくつ・いくら 【ブラパ】

 

どちらの発音をするかは、単語ごとに覚えるしかありません・・・

 

おすすめの教材(初級)+単語帳

最後に、インドネシア語の学習を始めたばかりの方におすすめの教材を2つ紹介します!

それぞれ一通り読めばインドネシア語文法の基礎をマスターすることができます。

 

各教材によって書かれている情報が少しずつ異なるため、いくつかの教材を併用して使用するとより理解が深まります。

 

2冊構成でしっかりインドネシア語文法の基礎が学べる教材!

 

インドネシア語の基礎文法が1冊にみっちり詰め込まれた教材!

 

余裕があれば、単語帳を使ってインドネシア語の単語を少しずつ覚えましょう。

1冊分の単語を覚えると、ある程度会話が成り立ち、様々な文章が作れるようになります。

 

覚えやすい赤シート付き

 

まとめ

日本人には発音や聞き分けの難しい音もありますが、インドネシア語を学習する上での基本になるので正しい読みと発音を身に着けましょう。

 

出てきた単語

lusa:明後日/rusa:鹿/AC:エアコン/WC:トイレ/malam:夜/makan:食べる/siang:昼/sebab:原因・理由/zamrud:エメラルド/amplop:封筒/anak:こども/surat:手紙/ayah:父/apakah:~ですか?/mudah:簡単な/muda:若い/enak:美味しい/meja:机/empat:4/berapa:いくつ・いくら