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KAIの長距離列車「KA Antar Kota」の乗車方法

こんにちは、インドネシア在住のLiliです。

この記事では、KA Antar KotaまたはKA Jarak Jauhと呼ばれるインドネシアの長距離列車を紹介します。

先日、バンドン観光に行った際に長距離列車を利用しました。

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KA Antar Kota(KA Jarak Jauh)とは?

行き先

KA Antar Kota(KA Jarak Jauh)は、都市や州をまたぐ遠方の地域への交通手段として利用できる長距離列車です。

ジャカルタからは1本で、バンドン・スラバヤ・ソロ・スマラン・チルボン・マラン・ジョグジャカルタなどへ行くことができます。

ジャカルタから遠方の地域へ行く場合に限らず、ジャカルタから遠方にある地域同士を繋ぐ路線も運行しており、スマトラ島にも路線があります。

最新の運行状況は、KAIのインスタグラムアカウントで確認できます。

(載っていない路線もあるようなので、乗車する区間が決まっている場合はKAIの公式ホームページやアプリを使用して検索してみるのが1番正確だと思います。)

KAI(IG)

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乗車できる駅

長距離列車を利用する場合は、どこの駅からでも乗車できるわけではありません。

ジャカルタ市内では、Gambir・Jakarta Kota・Jatinegara・Pasarsenen駅が長距離列車に乗車することのできる駅です。

路線や本数は少ないですが、ジャカルタ近郊だとBekasi・Cikarang・Karawang駅からも乗車できます。

各駅によって運行している路線が異なるので、必ず事前に路線の運航状況を確認しましょう。

2022年10月現在、Jatinegara駅から出発する路線はないようです。到着はあります。

座席の種類

座席は大きくエグゼクティブ・ビジネス・エコノミークラスの3つに分けられます。

豪華仕様のEksekutif Luxury・PriorityやPremium Ekonomiもそれぞれエグゼクティブとエコノミークラスに含まれます。

この3つのクラスが全ての列車・路線に用意されているとは限りません。

また、各クラスはアルファベットを使用したサブクラスというもので更に細かく分けられており値段が異なります。

以前は値段の違いによって座席の場所が変わるというようなこともあったようですが、現在は値段による設備やサービスの内容に違いはないそうです。

早めの予約で安くチケットを購入できます。

ビジネス・エコノミークラスの車内は実際に見ることができなかったので、ネットを頼りに情報をまとめました。
記載している情報に誤りがあるかもしれませんが、ご了承下さい。

エグゼクティブクラス

3つのクラスの中で最も良いクラスです。

座席をリクライニングできるのは、エグゼクティブクラスのみです。

また、座席の向きを回転させることもできます。

エグゼクティブクラスに付いている設備・サービス
  • エアコン
  • 収納式テーブル
  • 電源プラグ
  • ライト
  • フットレスト
  • テレビ(個別×)
  • 毛布
  • トイレ

今回は、バンドンからの帰り道に通常のエグゼクティブクラスに乗車しました。

ジャカルタからバンドンへはエグゼクティブクラスの種類の1つ「Eksekutif Luxury」に乗車しましたが、通常のエグゼクティブタイプよりも更に豪華な仕様でサービスも充実していました。

シートは最大150度まで倒すことができフットレストも椅子側に設置されているため、ほとんど寝ころんだ状態で過ごすことができます。

また、各座席にUSBポートが設置されているため、壁からコードを伸ばすことなく携帯等を充電することができます。

各座席には小型のモニターも設置されていました。

更に途中で無料のお弁当・お菓子とジュースを詰め合わせたボックスが配られました。

私たちが乗車した際は、お弁当はナシゴレンとチキンカツから好きな方を選ぶことができました。

他には、お水・アイマスク・マスクなども配られました。

エグゼクティブクラスには「Eksekutif Luxury」の他に「Eksekutif Priority」という豪華仕様のクラスもあるそうです。

ビジネスクラス

3つのクラスの中で2番目に良いクラスです。

座席はリクライニングできませんが、向きを回転させることはできます。

ビジネスクラスに付いている設備・サービス
  • エアコン
  • 電源プラグ
  • テレビ(個別×)
  • トイレ

エグゼクティブクラス以外でも追加料金を支払えば、毛布や枕などの備品を利用することができます。

また、電車にはレストラン車両が用意されており、そこで食事をすることもできます。

エコノミークラス

3つのクラスの中で1番下のクラスです。

リクライニングはもちろん座席の向きを回転させることもできないため、座席が進行方向と逆向きになる場合もあるそうです。

エコノミークラスに付いている設備・サービス
  • エアコン
  • 電源プラグ
  • トイレ

Premium Ekonomiは、通常のエコノミークラスよりも座席の質が良くなります。

また、通常のエコノミークラスの座席が全て交互に向き合っているのに対して、Premium Ekonomiの座席は列車の中央に向かって半分ずつ座席の向きが逆になっているそうです。

説明が少し難しいので、気になった方は下記の記事をご覧下さい。

参考 Ramai soal Keluhan Fasilitas Kereta Ekonomi Premium, Ini Kata PT KAI Halaman all – Kompas.com

予約方法

7つの予約方法

チケットは下記の7通りの方法で予約ができます。

  • KAIの公式ホームページ
  • 専用アプリ「KAI Access」
  • Tokopedia
  • Tiket.com
  • Traveloka
  • Indomaret
  • 駅のカウンター

各予約方法の詳細は下記の記事をご覧下さい。

参考 長距離列車「KA Antar Kota」のチケット購入方法

事前に予約をしておかなくても、当日空きがあれば駅のカウンターでチケットを購入してそのまま電車に乗車することもできます。

駅によってはカウンターが混み合うこともあるそうなので、カウンターでのチケット購入を考えている方は時間に余裕を持って駅へ行かれることをおすすめします。

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KAI Access

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チケットの購入にはパスポート・NIKなどの身分証明書が必要です。

Eksekutif LuxuryとEksekutif Priorityの予約

Eksekutif LuxuryまたはEksekutif Priorityを予約したい場合は下記の表示を参考に予約を進めてみて下さい。

Eksekutif Luxury

Eksekutif Priority

Premium Ekonomiの予約

調べてみた結果、Premium Ekonomiを見分けるのは少し難しいということが分かりました。

Eksekutif LuxuryやEksekutif Priorityのようにはっきりとした記載がないからです。

どうやら列車の種類によって通常のエコノミークラスの座席のものとPremium Ekonomiの座席ものに分けられているようです。

だだ、列車の名前で区別するのは難しいと思います。

座席の選択画面まで進むと簡単に見分けることができるみたいなので、その方法を紹介します。

まず、下記のように座席番号の前が「PRE-」になっているものがPremium Ekonomiの表示です。

次に、座席番号の前が「EKO-」になっているものが通常のエコノミークラスの表示です。

通常のエコノミークラスは列車によって座席の数が3-2列になっているものもあります。

また、通常のエコノミークラスの座席は実際には長椅子型なのでご注意下さい。

下記の動画が分かりやすかったので、参考として貼っておきます。

動画内ではTravelokaではプレミアムか通常のエコノミークラスかの記載がなかったと言っていますが、私の調べた限りだと、オンライン予約で記載がなかったのはTiket.comだけでした。

ある方がTik Tokで公開して話題になったもので正確性に欠ける部分もあるそうですが、Premium Ekonomiの座席を選択する場合に西から東に向かう電車では12以上の座席番号を、逆に東から西に向かう電車では11以下の座席番号を選択すると進行方向と逆にならずに座席を選ぶことができる確率が高いそうです。

列車によって座席の列数が違うものもあるらしく、その場合はまたこの数字も変わってくると思いますが、なんともインドネシアらしいなと思いました(笑)

乗り方

当日の乗車方法は下記の通りです。

  1. チェックイン(乗車券発券)
  2. チケットのチェック
  3. 乗車

すでにチケットを予約している場合は、駅にある機械で乗車券を発券します。

予約時に受け取ったQRコードをかざして印刷ボタンを押すだけです。

QRコードがない場合は予約番号を入力する方法でも発券できます。

次にホームへ入場する前にチケットのチェックがあります。

ここで予約時に登録した身分証の提示をするので、当日は忘れずに持参して下さい。

後は電車に乗車して指定の座席番号に着席し、出発を待ちます。

KAI Accessを通してチケットを購入すると、電子チケット(E-Boarding Pass)で改札を通過できます。(出発の2時間前から発行できます。)

乗った感想

今回はジャカルタからバンドンまで、行きはEksekutif Luxury、帰りは通常のエグゼクティブクラスに乗車しました。

Eksekutif Luxuryは片道Rp.450.000と他のチケットに比べると高めの値段でしたが興味本位で今回は乗ってみました。

結果的には設備もサービスの内容も質がかなり良くて乗ってよかったと思いました!

帰りのエグゼクティブクラスはRp.145.000でEksekutif Luxuryと比べるとかなり安くなりますが、特に豪華仕様の座席に興味がなければこれで十分です!

むしろここまで安くていいのか?と疑問に思うほどでした(笑)

電車の走行についても必要以上にスピードを出しているような感じはなく、怖さや不安はそこまでありませんでした。

線路や車両の整備がどこまでされているのかなどはなんとも言えませんが・・・

まとめ

電車での観光を計画されている方はぜひこちらの記事を参考にしてみて下さい!

旅先での移動手段を探す必要も出てくるので、自家用車の方が楽という方もいらっしゃるかなとは思いますが、電車に乗るという経験も今回の旅では楽しみの1つとなりました!