こんにちは、インドネシア在住のLiliです。
この記事では、インドネシアの公共交通機関の1つ「LRT」を紹介します。
MRT・トランスジャカルタ・LRTを2つ以上乗り継ぐ場合は、JakLingkoが提供するTarif Integrasi(統合料金)の適応を受けることができるので、こちらの記事もチェックしてみて下さい。
参考 【JakLingko】電子マネーカードのアクティブ化とアプリとの連動方法
参考 JakLingkoアプリでチケットを買って公共交通機関に乗車する方法
LRT JakartaとLRT Jabodetabek
LRTは「Light Rail Transit」の頭文字を取った略語で、「Light」という単語からもわかるように一般の電車と比べて輸送力が軽量級の電車の呼び名です。
インドネシアのLRTもMRTやKRLと比べると車両の連結数や最大乗車人数が3分の1~半分以下となっています。
現在ある路線は全長5.8km・駅の数が合計で6駅のみで、更にはジャカルタの中心部から離れていることもあってなかなか利用する機会がありませんが、ブカシ・デポックとジャカルタをつなぐ路線の工事やジャカルタ市内の路線延長計画があり、今後サービスの範囲は拡大していきそうです。
ジャカルタ市内の路線を「LRT Jakarta」、ブカシ・デポックとジャカルタをつなぐ路線を「LRT Jabodetabek」と区別するそうです。
LRT Jabodetabekの工事はすでにかなり進んでおり、2022年末または2023年初めの開通を目指しているそうです。
路線図
LRTは、北ジャカルタのPegangsaan Dua駅と東ジャカルタのVelodrome駅間を運行しています。
現在建設中のLRT Jabodetabek路線は、BNN(Cawang) - Harjamukti・BNN(Cawang) -Dukuh Atas・BNN(Cawang) - Bekasi Timurの3路線から構成されており、BNN(Cawang)駅がブカシ・デポックへ向かう分岐の駅となっています。
こちらがGoogleマップで見たLRTの路線です。
時刻表
基本的にLRTは上下の路線とも10分間隔で運行しています。
各駅からの発車時刻は、LRTの公式ホームページや専用アプリ「LRTJ」内で確認することができます。
公式サイト Jadwal Terbaru Transportasi Publik LRT Jakarta
\アプリをダウンロード!/
LRTJ Apps
LRT Jakarta無料posted withアプリーチ
乗車料金
LRTの乗車料金は、一律5.000ルピアです。
支払方法には下記の2通りがあります。
- 電子マネーカード
- QRコードチケット(アプリ)
使用できる電子マネーカード
- Flazz
- Jakcard
- TapCash
- e-money
- BRIZZI
- JakLingkoカード
2022年10月に乗車したところ、以前使用されていたLRTの専用電子マネーカード「Single Journey Trip(SJT)」の販売は行わなくなったとのことでした。
新しい自動発券機では、Bank BNI・Mandiri・BRI発行の電子マネーカードのトップアップが行えます。
QRコードチケット(アプリ)
- JakLingko
- LinkAja
各アプリでのQRコードチケットの使用方法については別の記事を用意していますので、そちらをご覧下さい。
参考 JakLingkoアプリでチケットを買って公共交通機関に乗車する方法
参考 LinkAjaアプリを使って公共交通機関に乗車する方法
改札の端末
電子マネーカードと各QRコードチケットはかざす端末が異なるので、改札を通過する際は選んだ支払方法によって適切な端末を使用して下さい。
自動発券機でトップアップする方法
2022年10月現在、LRTの駅でトップアップできる電子マネーカードは下記の3つの銀行が発行しているものに限るそうです。
- Bank BNI(TapCash)
- Bank Mandiri(e-money)
- Bank BRI(BRIZZI)
トップアップ方法は下記の通りです。
- 手順1トップ画面のTopup/Isi Saldoをタップ
- 手順2電子マネーカードを読み取り機に置く
- 手順3「Lanjut」をタップ
- 手順4トップアップしたい金額を選択
- 手順5支払い
- 手順6トップアップ完了
支払方法は下記の2通りのみです。
- 現金
- LinkAja
まとめ
現状はなかなか利用する機会がありませんが、今後路線が拡大するとジャカルタの中心部から離れたエリアへのアクセスも比較的容易になりそうです!