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パサールサンタだけじゃない!インドネシアで1番古いコーヒー豆屋さん「Warung Tinggi」

この記事では、西ジャカルタにあるインドネシアで1番古いコーヒー豆屋さん「Warung Tinggi」を紹介します。

今回紹介するのはKota Tua方面のコーヒー豆を販売する店舗ですが、Cikiniにある「Bakoel Koffie」も「Warung Tinggi」が約150年の間様々な時代を経て1999年にオープンしたカフェになります。

こちらは、アクセスしやすい場所にあるのでぜひ一度行ってみてください。

お店の雰囲気もとても素敵です!

Bakol Koffieでもコーヒー豆をある程度は販売していると思いますが、もしコーヒー豆が買いたいのであれば豆屋さんに行くのがおすすめです。

パッケージもしっかりしていて、お土産にも最適です!

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場所

場所は、西ジャカルタでKota Tuaの少し南にあります。

名称Warung Tinggi PD
住所Jl. Tangki Sekolah No.6 4, RT.4/RW.6, Mangga Besar, Kec. Taman Sari, Kota Jakarta Barat, Daerah Khusus Ibukota Jakarta 11180
営業時間7:00~17:00
定休日日曜日
電話02 1625 6843

Jl. Gajah Madaという大通りから少し住宅街に入ったところです。

細いローカルの道なのであっているか心配になりますが、入ってすぐなので迷うことはないと思います。

門が閉まっていると分かりにくいかもしれませんが、黒い看板も出ています。

Warung Tinggiの歴史

約150年も続くお店ということで、少し「Warung Tinggi」の歴史も紹介したいと思います。

まず、現在の「Warung Tinggi」のもととなるお店が1878年に中国人の商人によって設立されました。

2024年の執筆時から数えるとすでに146年になります。

2012年のものなので少し古いですが、お店にも「Indonesia Living Legend Brands」というランキングに1位でランクインしている記録などもありました。

「Warung Tinggi」という名前は、政府によって中国語の名前の使用を禁止された際に変えられた名前だそうです。

もともと日用品を提供するToko Kelontong、食事を提供するWarung Nasiとして営業していたそうですが、ある日Bakul(竹で編んだインドネシアの伝統的なバスケット)で商品を運んでくる女性からコーヒー豆を買ったことからコーヒービジネスが始まったそうです。

そして、このBakulを運ぶ女性の姿はWarung Tinggiのロゴになっています。

次第にWarung Tinggiのコーヒーは人気になり、副業だったコーヒービジネスが本業となったそうです。

そして、「Tek Sun Ho Eerste Weltevredensche Koffiebranderij」というコーヒー焙煎所を設立しました。

その後、息子に経営を引き継ぎ、これまで薪で焙煎していた方法から回転式の焙煎機を使った方法に焙煎方法を変えたそうです。

Tek Sun Hoのコーヒーの人気は他の国にも伝わり、1930年代には初めてオランダに輸出を行ったそうです。

オランダと日本が緊張状態にあった際には営業を続けられない時期もあったそうですが、日本の統治時代に営業を再開し、1970年代には日本やオーストラリア・中東などにも輸出しています。

1999年には、4代目がBakoel Koffieをオープンしました。

この名前も最初にコーヒー豆を紹介してくれたBakulの女性に敬意を払ってつけられたそうです。

また、Bakoel Koffieでは新しいBakul女性のロゴが使われています。

これは、3つの異なる文化の影響を受けてインドネシアで最古のコーヒーショップとなったことを表しているそうです。

女性はジャワの伝統衣装を着てBakulを運ぶジャワ女性。

女性が身に着けているバティックのスカートは魚模様で、これは中国の文化の影響を受けたもの。

Koffieという綴りはオランダ語で、オランダ植民地時代はTek Sun Hoそしてコーヒーの黄金期の始まりであったことから来ているそうです。

メニュー

メニューは、Luwak・Excellence・Jantan・Betina・Rajabica・A.special・A. super・A. Extra・Robustaの9つがあり、それぞれ1キロ・500グラム・250グラムで購入できます。

値段は、日本人に人気のコーヒー豆屋さんパサールサンタの「Dunia Kopi」に比べると、少しいいお値段です。

豆は豆のままでも挽いてもらうこともできます。

飲んでみた感想

今回は、おすすめと言われた「Rajabica」と酸味の少ないという「Arabica Super」を購入してみました。

立派なアルミの袋に入れてもらえるのでお土産にもぴったりです!

豆は挽いてもらったのですが、家に帰って開けてみるとかなりの細挽きでほぼパウダー状でした。

ペーパードリップで淹れると、細挽きなので結構濃い仕上がりになります。

個人的には濃すぎるという印象です。

もし、挽いてもらうならもう少し粗目に挽くことができるか聞いてみるのがおすすめです。

コーヒーには詳しくないですが、ペーパードリップの場合グラニュー糖くらいの粗さ(多分最も馴染みのあるサイズ)が適しているそうです。

というわけで、味に関しては正確なレビューができないというのが正直なところです。

次回、行った時はまたレビューします!

Bakoel Koffie

Bakoel Koffieは、ジャカルタのCikiniとタンゲランにも店舗があります。

Cikiniの店舗については、下記の記事をご覧ください。

タンゲラン・ビンタロにある店舗は、「under the tree」のコンセプトでインドネシアの有名建築家の方が設計した建物だそうです。

タンゲラン方面に行かれた際には、ぜひ立ち寄ってみてください。

私も行ってみたい!

まとめ

日本人の間だとパサールサンタが人気ですが、コーヒーがお好きな方やお土産用のコーヒーをお探しの方はぜひ「Warung Tinggi」のコーヒー豆を検討してみてください。

また、Bakoel Koffieもとても素敵なカフェなのでおすすめです!