こんにちは、インドネシア在住のLiliです。
ジャカルタ近郊の公共交通機関を利用する場合に、最大10.000ルピアで2つ以上の公共交通機関を乗り継ぐことができる「Tarif Integrasi(統合料金)」という料金システムが2022年10月に電子マネーカードによる支払いにも対応しました。
Tarif Integrasiの適応を受けるためには、持っている電子マネーカードを「Kartu Transportasi」としてアクティブ化する必要があります。
この記事では、その方法を紹介します。
JakLingkoとは?
JakLingkoは、ジャカルタ周辺の公共交通機関の料金や支払方法・路線検索などを1つにまとめた統合システムです。
アプリやJakLingkoカードという名前の電子マネーカードもあります。
アプリでは、MRT・トランスジャカルタ・LRT・KRLを利用したルート検索・チケット購入・時刻表検索などが行えます。
JakLingko
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JakLingkoカードは1枚で様々な公共交通機関の支払いに利用できます。
また、JakLingkoカードを利用することでトランスジャカルタが運行するミニバス「mikrotrans」に無料で乗車できます。
参考 Transjakartaのミニバス輸送サービス「mikrotrans」に乗車してみた。
現在購入できるJakLingkoカードは各銀行が発行する電子マネーカードとコラボしたもので使用できる場所などは銀行発行の電子マネーカードと変わりません。
JakLingkoはまだ誕生から日が浅く、新しいシステムやカードの整備を進めている段階で、今後範囲が更に拡大するとより便利なシステムになっていくと思います。
Tarif Integrasiとは?
Tarif Integrasiは、MRT・トランスジャカルタ・LRTを2つ以上乗り継ぐ場合に適応される料金システムです。
Tarifは「料金」、Integrasiは「統合」という意味のインドネシア語で、合わせると日本語で「統合料金」という意味になります。
最初の乗車から3時間以内であれば最大10.000ルピアで自由に上記の公共交通機関に乗車することができます。
料金は最初に2.500ルピアが引かれ、1kmごとに250ルピアが追加されます。
合計の乗車料金が10.000ルピアに達しない場合は、その合計金額がそのまま引かれます。
電子マネーカードのアクティブ化
Kartu Transportasi
電子マネーカード利用時にTarif Integrasiの適応を受けるためには、カードを「Kartu Transportasi」としてアクティブ化する必要があります。
JakLingkoでは、JakLingkoのシステムと連動しTarif Integrasiの適応を受けることができるカードを上記のように呼ぶそうです。
- Flazz
- Jakcard
- TapCash
- e-money
- BRIZZI
- JakLingkoカード
※Bank BCA Bank BRI Bank BNI Bank DKI Bank Mandiri発行の電子マネーカード
アクティブ化の手順
手順は、下記の通りとても簡単です。
- 手順1BCT端末へアクティブ化したいカードをかざす
- 手順2「Belum Aktif」の表示が出たら再度電子マネーカードをかざす
- 手順3アクティブ化完了
- 手順4JakLingkoアプリと連動させアクティブ状態を確認
BCT端末の設置場所
BCT端末はMRTの駅・トランスジャカルタのバス停・LRTの駅に設置されています。
こちらの写真の機械がBCT端末です。
アプリとの連動方法とアクティブ状態の確認方法
- 手順1アプリをダウンロード
アプリを持っていない場合は、アプリをダウンロードし登録を済ませます。
JakLingko
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- 手順2アプリとカードの連動
ダウンロードが完了したらアプリを開き「KaTe」というタブをタップします。
JakLingko次に画面下部に表示されている「REGISTRASI KARTU」をタップします。
JakLingkoカードを読み込む方法には直接カード番号を入力する方法とNFCを利用した方法があるので、すきな方法を選択します。(私の場合はNFCを利用した方法は上手くいかなかったです。)
JakLingko - 手順3アクティブ状態の確認
最後にアクティブ状態の確認方法ですが、カードの右下あたりに表示されている「CEK AKTIVASI」をタップします。
JakLingko次の画面でも画面下部に表示されている「CEK AKTIVASI」をタップして下さい。
JakLingko「Kartu Transportasi Telah Aktif」と表示されればアクティブ化は完了です。
JakLingkoカード左上の表示も「Aktif」に変わっているはずなので確認しておきましょう。
JakLingko
まとめ
ジャカルタ近郊の公共交通機関をよく利用するという方は、ぜひ参考にしてみて下さい。
今後、利用できる公共交通機関の種類が増えるとより便利になっていきそうです!
現在インドネシアの公共交通機関の開発は急速に進められているので、全ての公共交通機関が統合される日もそう遠くはないかもしれません!