こんにちは、インドネシア在住のLili(yns121072020)です。
ジャカルタ循環バス「トランスジャカルタ(TransJakarta)」の乗車方法を紹介。
銀行発行の電子マネーカードを1枚持っておくと、ジャカルタ近郊のほとんどの公共交通機関で使える。
アプリはまだまだ使いにくいので、電子マネーカードが便利。
参考 【インドネシア】電子マネーカード「e-money」の買い方と使い方
MRT、トランスジャカルタ、LRTを2つ以上乗り継ぐ場合は、JakLingkoが提供するTarif Integrasi(統合料金)の適応を受けることもできる。
参考 【JakLingko】電子マネーカードのアクティブ化とアプリとの連動方法
トランスジャカルタ
ジャカルタのひどい渋滞を解消するために整備された東南・南アジアで最初のBRTシステム(バス高速輸送システム)
2004年に運行を開始。

現地の人たちには「バスウェイ」という名称で知られている。
ジャカルタではトランスジャカルタ以外のバスも運行しており、バス停がたくさんある。
路線図

路線は、専用の走行レーンを持つBRT路線が13路線と一般車と同じレーンを走行するNon-BRT路線が多数ある。
BRT路線はコリドーという名称で呼ばれ、13路線は各区間ごとにコリドー1からコリドー13に分けられている。
ほとんどのコリドーは元の路線から派生した路線を持ち、「1A」「12P」のようにアルファベットを使って呼ばれる。
トランスジャカルタやその他公共交通機関利用者のバス停や駅までのアクセスをスムーズにするために整備されたミニバス「ミクロトランス」が走行する路線は「JAK」という名称で区別。
基本的にトランスジャカルタの路線はあるバス停とあるバス停の間をそれぞれの方向から運行(正確には循環)しているが、下の画像のように全く同じルートを通らない場合もある。

「▹」マークのバス停は、矢印の向いている方向へ向かう場合にしか停車しない。
一周すれば戻ってはこれるが、単純に逆方向で考えているとびっくりするので注意。
公式サイト Peta Rute – PT Transportasi Jakarta
BRT/Non-BRT
運行時間・時刻表
路線によって異なる。
コリドー1から13は、24時間運行。
乗車料金
時間 | 乗車料金 |
5:00~7:00 | 2.000ルピア |
7:00~24:00 | 3.500ルピア |
24:00~5:00 | 3.500ルピア |
改札をくぐってから出るまでの料金、乗り継ぐ場合も値段は変わらない。
支払方法は次の2通り。
- 電子マネーカード
- QRコードチケット(BRT路線のみ)
身長90cm以上のこどもは要チケット(通常料金)
使える電子マネーカード
BRTのバス停に設置された自動発券機でも電子マネーカード(JakLingkoカード)が買える。
自動発券機では銀行発行の電子マネーカードのトップアップ(残高チャージ)も行える。

対応している支払方法(自動発券機)
現金 OVO GoPay ShopeePay LinkAja DANA デビットカード
参考 トランスジャカルタの自動発券機の使い方(残高確認・購入・トップアップ)
銀行発行の電子マネーカードは、コンビニ、トランスジャカルタのバス停(JakLingkoカード)、オンラインショッピングサイトで買える。
トップアップもコンビニ、バス停や駅、ATM、モバイルバンキング、オンラインショッピングサイトなど様々な場所・方法で行える。
QRコードチケット(BRT路線のみ)
BRT路線のみ、アプリでQRコードチケットを買って乗車する方法もある。
QRコードチケットが買えるアプリ
各アプリでのチケットの買い方・使い方は別の記事を用意しています。
参考 アプリ「Tije」でチケットを買ってトランスジャカルタに乗車する方法
参考 JakLingkoアプリでチケットを買って公共交通機関に乗車する方法
乗り方
バス停には様々な行き先のバスが到着する、各バスの行き先を確認してから乗車しよう。
行き先は、バスの全面と側面に表示されている路線番号・路線名で確認できる。
BRTバス
BRTのバス停は高床式、その多くが道路の中央に設置されている。

バス停へは専用の歩道橋や横断歩道で渡ることができる。
改札があるので、入場・退場時に電子マネーカードまたはQRコードチケット端末にかざして。
Non-BRTバス
Non-BRTのバス停は道路の端に設置されている。

屋根やベンチのあるバス停もあれば看板が立てられているだけの場合もある。
いずれのバス停にも改札はない。

乗車後、車内に設置された専用端末に電子マネーカードをかざして乗車料金を支払い。
Non-BRTバスも下車時に再度端末に電子マネーカードをかざします。
BRT/Non-BRT以外のサービス
トランスジャカルタには無料で乗車できる「Bus Gratis」や2階建てバスに乗ってジャカルタの街を巡れる「Bus Wisata」、女性専用バスの「Bus Wanita」、プレミアム使用の「Royaltrans」、ミニバスタイプの「Mikrotrans」など様々なサービスがある。
Bus Wisata
無料で乗車できる2階建て観光バス。
歴史ある建物や銅像などの説明を聞きながらジャカルタの街を巡れる。

運行時間 | 10:00~17:00(火~日) |
路線 | BW2 BW4 |
参考 トランスジャカルタの2階建て無料観光バスに乗ってみました!
Mikrotrans
トランスジャカルタやその他公共交通機関利用者のバス停や駅までのアクセスをスムーズにするために整備されたミニバス。
防犯カメラやエアコンを完備した車両もあり。
JakLingkoカードを使うと無料でミクロトランスに乗車できる。

参考 Transjakartaのミニバス輸送サービス「mikrotrans」に乗車してみた。
トランスジャカルタ専用アプリ「Tije」
機能(一部紹介)
メールアドレスや電話番号でチケットを送ることも。
対応している支払方法
乗る時に注意すること
車内は比較的清潔で明るい、外国人だから狙われているというような不安は感じない。
カバンやリュックを体の前にして持つ、使わない時は携帯をカバンの中にしまうなど、荷物から目を離さないように最低限の注意は払おう。
車内には女性専用エリアもある、女性は積極的に利用すると安心。

まとめ
ジャカルタ循環バス「トランスジャカルタ(TransJakarta)」
問題は路線の複雑さ。
慣れた路線なら乗車自体はそんなに難しいものではない。
普段の行動範囲内で少しずつ利用して慣れていこう。
銀行発行の電子マネーカードを1枚持っておくと、ジャカルタ近郊のほとんどの公共交通機関で使える。
アプリはまだまだ使いにくいので、電子マネーカードが便利。