こんにちは、インドネシア在住のLiliです。
このブログでは、いくつかの記事に分けて公共交通機関の乗車方法について紹介してきました。
各公共交通機関の乗車料金の支払いには様々な方法があり混乱している方も多いと思いますが、電子マネーカードを1枚持っておくとジャカルタ近郊の主要な公共交通機関のほとんどに乗車できます。
電子マネーカードの種類
ジャカルタ近郊の公共交通機関で利用できる電子マネーカードは下記の通りです。
- Flazz:Bank BCA
- TapCash:Bank BNI
- e-money:Bank Mandiri
- BRIZZI:Bank BRI
- Jakcard:Bank DKI
電子マネーカードは、コンビニやトランスジャカルタの駅(JakLingkoカード)・オンラインショッピングサイトなどで購入できます。
トップアップ(残高チャージ)もコンビニ・バス停や駅・ATM・モバイルバンキング・オンラインショッピングサイトなど様々な場所・方法で行えます。
各公共交通機関で使用できる電子マネーカード
各公共交通機関で使用できる電子マネーカードを一覧にまとめました。
Flazz | TapCash | e-money | BRIZZI | Jakcard | |
MRT | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
Transjakarta | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
KRL | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | × |
KA Bandara | 〇 (Tap And Go/自動発券機) |
〇 (Tap And Go/自動発券機) |
〇 (自動発券機) |
〇 (Tap And Go/自動発券機) |
△ ※確認中 |
LRT | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
結果としては、公共交通機関用に購入するのであればJakcard以外のカードを選択した方が良さそうです。
逆に公共の施設(モナスやラグナン動物園など)ではJakcardしか使用できない場合もあります。(そのような場所ではだいたいその場で買えるようになっているのであえて持っておく必要もないと思います。)
ほとんど乗車する方はいないと思いますが、トランスジャカルタが運行するミニバス「mikrotrans」へ乗車する機会がある方はJakLingkoカード(JakLingkoのマークが付いた電子マネーカード)を購入することをおすすめします。
参考 Transjakartaのミニバス輸送サービス「mikrotrans」に乗車してみた。
JakLingkoとは?
JakLingkoは、ジャカルタ周辺の公共交通機関の料金や支払方法・路線検索などを1つにまとめた統合システムです。
アプリやJakLingkoカードという名前の電子マネーカードもあります。
アプリでは、MRT・トランスジャカルタ・LRT・KRLを利用したルート検索・チケット購入・時刻表検索などが行えます。
Jak Lingko App
JakLingko Indonesia無料posted withアプリーチ
JakLingkoカードは1枚で様々な公共交通機関の支払いに利用できます。
また、JakLingkoカードを利用することでmikrotransに無料で乗車できます。
現在購入できるJakLingkoカードは各銀行が発行する電子マネーカードとコラボしたもので使用できる場所などは銀行発行の電子マネーカードと変わりません。
JakLingkoはまだ誕生から日が浅く、新しいシステムやカードの整備を進めている段階で、今後範囲が更に拡大するとより便利なシステムになっていくと思います。
Tarif Integrasiの適応を受けるために
Tarif Integrasiは、MRT・トランスジャカルタ・LRTを2つ以上乗り継ぐ場合に適応される料金システムです。
Tarifは「料金」、Integrasiは「統合」という意味のインドネシア語で、合わせると日本語で「統合料金」という意味になります。
最初の乗車から3時間以内であれば最大10.000ルピアで自由に上記の公共交通機関に乗車することができます。
料金は最初に2.500ルピアが引かれ、1kmごとに250ルピアが追加されます。
合計の乗車料金が10.000ルピアに達しない場合は、その合計金額がそのまま引かれます。
電子マネーカード利用時にTarif Integrasiの適応を受けるためには、カードを「Kartu Transportasi」としてアクティブ化する必要があります。
アクティブ化の方法はとても簡単なので、駅やバス停に行く機会があったらお持ちの電子マネーカードをアクティブ化しておきましょう。
参考 【JakLingko】電子マネーカードのアクティブ化とアプリとの連動方法
まとめ
携帯アプリで各公共交通機関に乗車することもできますが、現状は電子マネーカードを1枚持ち歩く方が簡単でわかりやすいかなと個人的には思います。
現在インドネシアの公共交通機関は急速に開発が進められているので、今後よりシステムが整っていくと1つのアプリで全ての公共交通機関に乗車できるようにもなっていくのではないでしょうか。