こんにちは、インドネシア駐妻のLili(yns121072020)です。
この記事では、いくつかに分けて紹介してきたジャカルタ周辺の公共交通機関についての情報を1つにまとめて見やすくしました。
詳細記事に飛べるURLも用意していますので、ぜひ活用してみて下さい。
- MRT
- Transjakarta
- KRL
- Ao Shuttle
- GoCar/GrabCar
- ブルーバード
- KA Antar Kota(長距離列車)
- KA Bandara(空港連絡鉄道)
- LRT
- アンコット
- バジャイ
MRT
MRTは、ジャカルタの中心部を南北に走る地下鉄です。
※区間によっては地上駅もあります。
駅建設や路線の工事・鉄道システムの導入・列車自体の手配にいくつかの日本企業が関わっており駅構内や車内の雰囲気は日本の鉄道に似ています。
Transjakarta
トランスジャカルタは、ジャカルタのひどい渋滞を解消するために整備された東南・南アジアで最初のBRTシステム(バス高速輸送システム)で、2004年に運行を開始しました。
トランスジャカルタは現地の人々に「バスウェイ」という名称で知られています。
アプリ「Tije」でチケットを買ってトランスジャカルタに乗車する方法
トランスジャカルタの自動発券機の使い方(残高確認・購入・トップアップ)
Transjakartaのミニバス輸送サービス「mikrotrans」に乗車してみた。
KRL
KRLはジャカルタと近郊の町を繋ぐ電車で、ブカシ・デポック・ボゴール・タンゲラン・レバックへの交通手段として利用できます。
全ての路線で各駅に停車するため場合によっては車よりも移動時間がかかりますが、数十円でジャカルタと近郊の町を行き来できるので、現地の人々にとっては重要な公共交通機関の1つとなっています。
Ao Shuttle
Ao Shuttleは、バスでの輸送サービスを行うAO GROUPのサービスの1つです。
日本人の間ではチカラン-ジャカルタ間を運行するシャトルバスがよく知られており、特にチカランに住む日本人にジャカルタへ行く場合の交通手段として利用されます。
チカラン-ジャカルタ間を運行するバス「AO Shuttle」の乗車方法
チカラン-ジャカルタ間を運行するバス「AO Shuttle」の予約方法
GoCar/GrabCar
GoCar(GoRide)はGojek社が、GrabCar(GrabBike)はGrab社が提供する配車サービスです。
アプリ上で行き先を指定してドライバー付きの車(バイク)を手配します。
通常のタクシーと違うところは、各ドライバーが自家用車(バイク)を使ってお客さんを運んでいることです。
【配車アプリ】GoCar・GrabCarの目的地を追加する方法
【配車アプリ】GoCar・GrabCar乗車後に目的地を変更する方法
【配車アプリ】GoCar・GrabCar乗車中に現在地をシェアする方法
ブルーバード
ブルーバードはインドネシアで広く普及しているタクシーで、日本人の間でも最も信頼されているタクシーと言われています。
タクシーの種類はいくつかありますが、通常のタイプは水色の車体をした鳥のマークが目印の車両です。
KA Antar Kota(長距離列車)
KA Antar Kota(KA Jarak Jauh)は、都市や州をまたぐ遠方の地域への交通手段として利用できる長距離列車です。
ジャカルタからは1本で、バンドン・スラバヤ・ソロ・スマラン・チルボン・マラン・ジョグジャカルタなどへ行くことができます。
ジャカルタから遠方の地域へ行く場合に限らず、ジャカルタから遠方にある地域同士を繋ぐ路線も運行しており、スマトラ島にも路線があります。
KA Bandara
KA Bandaraは空港利用者の空港までの交通手段として整備された電車で、現在はジャカルタ・ジョグジャカルタ・メダンの3か所に路線があり、市街地と各地域の国際空港の間を運行しています。
それぞれ、KA Bandara Soekarno-Hatta・KA Bandara YIA・KA Bandara Kualanamuという名前で区別されます。
駅の自動発券機でKA Bandaraのチケットを購入する方法
LRT
LRTは「Light Rail Transit」の頭文字を取った略語で、「Light」という単語からもわかるように一般の電車と比べて輸送力が軽量級の電車の呼び名です。
インドネシアのLRTもMRTやKRLと比べると車両の連結数や最大乗車人数が3分の1~半分以下となっています。
アンコット
Angkotは、Angkutan Kota(町の乗り物)の略語でミニバンやミニバスサイズの車両を使用して乗客を運搬するインドネシアの公共交通機関の総称です。
各アンコットはそれぞれ決まったルートを走行しますが、バス停のような指定の乗降場所はなく、ルート上であれば乗客はどこでもすきな場所で乗り降りできます。
ルートは、車体の色や車体に記載された数字または数字とアルファベットの組み合わせによって判断できます。
料金は乗車前に確認しておくことをおすすめします。
バジャイ
バジャイは、車とバイクの特徴を合わせ持つ3輪の乗り物です。
バイクとは違い屋根や壁などの車体を持っていますが、ハンドルの形は車よりもバイクに近く、ドライバーは左右に伸びたハンドルを握って運転します。
バジャイの車輪は前方に1つと後方に2つあり、乗客は運転席の後ろに設置された後部座席に座ります。
バジャイは指定の乗降場所を持たず道路脇に停車して待機しており、料金はドライバーとの交渉によって決まります。
必ず乗車する前にドライバーに料金を確認し、納得した上で乗車するようにしましょう。
また、バジャイは特定のルートを持たず、タクシーのようにドライバーに直接目的地を伝えます。
2017年には4輪の車に近いバジャイが登場したようですが、あまり普及はしていないように感じます。
JakLingko
JakLingkoは、ジャカルタ周辺の公共交通機関の料金や支払方法・路線検索などを1つにまとめた統合システムです。
アプリやJakLingkoカードという名前の電子マネーカードもあります。
MRT・トランスジャカルタ・LRTを2つ以上乗り継ぐ場合は、JakLingkoが提供するTarif Integrasi(統合料金)の適応を受けることができるので、こちらの記事もチェックしてみて下さい。
【JakLingko】電子マネーカードのアクティブ化とアプリとの連動方法
JakLingkoアプリでチケットを買って公共交通機関に乗車する方法
また、公共交通機関の支払いによく利用される電子決済サービス「LinkAja」についてもよかったらチェックしてみて下さい。
まとめ
ナンバー規制があるジャカルタでは、公共交通機関が乗りこなせるようになるとかなり楽になるのではないかなと思います。
利用を考えている方は、ぜひ参考にしてみて下さい。