こんにちは、インドネシア在住のLili(yns121072020)です。
インドネシア語で時間を表す表現は?
時刻を表す「~時」、時間の長さを表す「~時間」について解説します。
考え方がわかればあとは数字を当てはめていくだけ。
まずは、数字を完璧に。
この記事で学べること
私が使った教材+単語帳
~時/~分/~秒
~時を表す 「jam」と「pukul」
「~時」を表す単語は「jam」と「pukul」。
インドネシアでは「jam」を使うのが一般的。
「pukul」はマレー語で、インドネシアではフォーマルな場面で使われることが多いです。
例)
jam lima = pukul lima:5時
数字の前に「jam」か「pukul」を置く。
~分を表す 「menit」
「~分」を表す単語は「menit」。
例)
tiga menit:3分
数字の後ろに「menit」を置く。
~秒を表す 「detik」
「~秒」を表す単語は「detik」。
例)
enam detik:6秒
数字の後ろに「detik」を置く。
時刻の表記
インドネシア語では、時間と分を区切る「:」の部分を「.」で表します。
例)
7:00 → 7.00
~時~分の表現方法①
「過ぎた」という意味を持つ「lewat」を使います。
考え方
~時を~分間過ぎている
例1)
Jam dua (lewat) tigapuluh (menit)
2時30分
例2)
Jam dua (lewat) empatpuluhlima (menit)
2時45分
「lewat」と「menit」は、日常生活では省略されるのが一般的。
~時~分の表現方法②
インドネシア語で「~時~分」と表現する方法はもう1つあります。
すべてが変わるわけではなく、考え方が少し変わります。
考え方のポイント
30分よりも前か後ろか
30分より前か後ろかによって表現方法を変えます。
30分、15分、45分ちょうどにはまた別の表現が。
1~29分
1~29分(15分ちょうどを除く)の間は、表現方法①と同じく「lewat」を使って表現します。
この時も「lewat」と「menit」は省略可。
考え方
~時を~分間過ぎている
例)
Jam tiga (lewat) duapuluhsembilan (menit)
3時29分
31~59分
31~59分(45分ちょうどを除く)の間は、「足りない」を意味する「kurang」を使って表現します。
時間と分の間に「kurang」を置きます。
「kurang」は省略不可。
考え方
次の時間まで~分間足りない
例)
Jam empat kurang empat (menit)
3時56分
「kurang」を使う時は、Jamの後に現在時刻ではなく次の時刻を置く。
30分ちょうど
日本語で「~時半」という言い方にあたるもので、「半分」という意味を持つ「setengah」を使って表現します。
考え方
次の時間まであと半分
例)
Jam setengah tujuh
6時半
「setengah」を使う時も、Jamの後には次の時刻を置く。
15分と45分ちょうど
15分と45分ちょうどは、「seperempat」を使って表現します。
seperempatは「4分の1」という意味で、「60分の4分の1」= 15分 を表しています。
考え方
15分:~時を4分の1過ぎている
45分:~時まで4分の1足りない
例1)
Jam enam (lewat) seperempat
6時15分
例2)
Jam tujuh kurang seperempat
6時45分
この時も「過ぎている」「足りない」の考え方で、15分には「lewat」45分には「kurang」を使います。
「lewat」が省略でき、「kurang」が省略できないのは同じ。
分数の読み方
併せて、分数の読み方も紹介します。
インドネシア語で分数を読む順番は
分子 → per → 分母
日本語とは逆です。
例1)
3/5:tiga perlima
分子が1以外の時は、分子の後ろにスペースを入れ「per」と「分母」はくっつける。
例2)
1/2:seperdua
分子が1の時は、「satu」を「se」に変えてすべてくっつける。
「se」は、「1」を表す接頭辞
「~時ちょうど」の表現方法
「~時ちょうど」は「tepat」を使って表現します。
tepatは「ちょうど/ぴったり」という意味。
例)
Tepat jam dua
2時ちょうど
インドネシア人曰く、「pas」も時間に対して使えるとのこと。
時間帯の表現
インドネシア語は午前/午後ではなく、時刻の後ろに「pagi/siang/sore/malam」を付けるか24時間表記で時間帯を表現します。
pagi:朝(4時~10時)
siang:昼(10時~15時)
sore:夕方(15時~18時)
malam:夜(18時~4時)
例1)
Jam sepuluh siang
昼の10時
例2)
Jam enam sore.
夕方の6時
時間は厳密なものではありません。
現地の人も太陽の傾きやだいたいの時刻で判断しているので、時間帯の変わり目は人によって掛けられる挨拶が違うことはよくある。
pagi/siang/sore/malamは、各時間帯の挨拶としても使います。
時刻をたずねる
インドネシア語で「何時ですか?」と時刻を尋ねる時は、疑問詞berapaを使います。
berapaは「いくつ・いくら」という意味で、数字に関することを質問する時に使う疑問詞です。
例1)
Jam berapa?
何時ですか。
例2)
Sekarang jam berapa?
今、何時ですか。
語順は、必ずberapaの前にjamを置きます。
時間の長さ
時間の長さを表す時も、「jam」「menit」「detik」を使います。
時刻を表すか時間の長さを表すかは、語順によって決まります。
例)
dua jam
2時間
jamの部分を「menit」「detik」に変えることで「~分間」「~秒間」という意味に。
「jam dua」だと「2時」の意味になってしまうので語順に注意。
時間の長さをたずねる
時間、分、秒の長さ
インドネシア語で「何時間ですか?」と時間の長さを尋ねる時も、疑問詞berapaを使います。
例)
Berapa jam?
何時間ですか。
jamの部分を「menit」「detik」に変えることで「何分間ですか?」「何秒間ですか?」という意味に。
「Jam berapa?」だと「何時ですか?」になってしまうので語順に注意。
漠然とした時間の長さ
「どのくらいの長さですか?」「どれくらいの期間ですか?」と漠然とした時間の長さを聞きたい時は「Brapa lama?」を使います。
lamaには「長い」という意味があります。
おすすめの教材・単語帳
実際に使っている教材と単語帳を紹介します。
教材を一通り読めば、インドネシア語文法の基礎はOK。
後は単語帳を繰り返し見て、たくさん単語を覚えたことでインドネシア語力がかなりアップしました。
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まとめ
日本語にはない考え方と語順に難しいと感じた方も多いかもしれません。
形さえ覚えてしまえばあとは数字を入れかえるだけ。
繰り返し練習を。